神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「韓流映画」を越えていけ!

 今日の広島vsヤクルト戦。不調のマエケンの4回降板は、正しい選択だった思う。あのままマエケンに投げさせてお、あまりのリズムの悪さで、攻撃陣にも悪影響を及ぼすのが必至だったと思ったから。普段は“能無犬”と揶揄する広島監督・野村にしては、至極まっとうな采配だったと思う。しかし、如何せんくだんの野手陣が、マエケン降板で「ああ今日は負けか」と、勝手に判断し士気を下げてしまったことが、今日の敗因の最大の理由のように思えてならない。
 
 それにしても最近のマエケンは、何か特殊な“スイッチ”でも入らない限り、どうも気合いが入っていないようだ。前々回の読売戦の登板しかり、今日の登板しかり。「広島土砂災害」という格好の“スイッチ”でもないとダメなのか……「悔しい」「情けない」も、同じように何度も繰り返していたら全く説得力がなくなるばかりか、「学習能力がないのか」と批判されても仕方がない。
 
 マエケンが「ポスティングでメジャーリーグ移籍」を宣言して、自らの“人間”を“商品価値”に還元して以降、彼に求められるのは“勝利”のみだ。“成長”もそれに伴う“苦悩”ももういらない。成長してもその成果が今後発揮されるのは、広島でも日本でもないからだ。もうCSやBSといった機材を有している者しか来年以降の彼の活躍を観ることは出来ないのだから……
 
 こうやって毎日のカープの戦績に一喜一憂……どころかハラハラドキドキしている状況は、あたかも映画を観ているようだ。でもここ最近の状況を見ると『メジャーリーグ』のような“ハリウッド的ハッピーエンド”よりも、『スーパースター  カム・サション』のように、“どんな努力も最後は報われない”的韓流映画の様相を呈して行くような不安を覚える。『スーパースター カム・サヨン』もあんなに主人公のカム・サヨンが逆境をはねのけ、最後の最後で奇跡のような一世一代の活躍を魅せていたのに、「あんな結末はないよな」って思ってしまったが、今のカープもこのままじゃ、そんな韓流映画のノリに席巻されてしまいそうだ。でも、奇跡を信じてもう少し応援しよう。
 
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 「いくら貧乏球団が頑張っても、所詮潤沢な資金を誇る読売・阪神には敵わないんだよ」みたいな“社会派映画”よりも、ここはひとつ、「“あり得ない“ご都合主義”に満ちた“予定調和”なハッピーエンド(カープ逆転優勝!)」的“B級娯楽映画”の方が観たいよ
 
 
 
マエケン「悔しいです」4回5失点でKO
広島3-6ヤクルト>◇28日◇マツダスタジアム
 広島前田健太投手(26)がまさかのKO負けを食らった。
 後半戦初の中5日先発は1回に2点リードをもらいながら、4回9安打5失点で7敗目(10勝)。チームの連勝を2で止め、「悪いなりの投球ができなかった。悪いから打たれるのでは意味がない。そういう時こそ抑えないといけない。悔しいです」。防御率は2・73となり、リーグトップから陥落した。