「ありのまま」の顛末(TmT)

　娘たちが最近『アナと雪の女王』にはまっている。そこでしきりに「『アナと雪の女王』が観たい！」とせがむのだが、生憎近郊のレンタルショップはいつ行ってもどこもオール貸し出し中。「友達は映画を観に行った」「友達がDVD持ってる」なんて話をされると、胸につまされるものがあって如何ともしがたい。「こうなったら、いっそブルーレイかDVDを買おうか」なんて思ったこともあったが、あえなく家内の却下にあってしまった。

 

　そんなわけで、現在我が家の“命題”ともなった『アナと雪の女王』観賞なのだが、今日帰宅時に思い立って行きつけのレンタルショップに立ち寄ったら、な、なんと、ブルーレイが１枚だけあるではないか！！！！　速攻で借りて、勇んで帰宅したことは言うまでもない。

 

 

　だが帰ってみると、肝心の娘たちの姿がない。聞くと今友達の家に遊びに行っているのだそうだ。えらく遅くまで行ってるんだなぁ、と、喜ぶかをがまだ観られなくて残念に思いつつ、自室に戻っていると、やがて娘たちが帰ってきたようだった。そして少しして勢い私の部屋に飛び込んできた。

 

　「おや、家内のヤツ、もうブルーレイの話をしたのか」と待ちかまえていたら、案の定、「あのね、『アナと雪の女王』ね」……（おお、来た来た来たぁ！）……「あのね、○○ちゃん家で観てきたんよ！」……あれれれれれれれれ……それじゃあ、折角見つけて借りてきた我が手の中の『あのと雪の女王』のブルーレイは、いったい何だったのよ…………

 

　ああ、世の中上手く行かないモンだなぁ……まあ、その後くだんのブルーレイも楽しんでみてくれたんだけどね