神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

関西の「じゅん」と「ノリ」

 昨晩は「レツゴー三匹」の“じゅん”こと逢坂じゅん氏の逝去の報に驚いた。少年期、あのエネルギッシュな漫才に魅了された(オリジナルの三波春夫氏より先に、かの「三波春夫でございます」のギャグを知ったし……)だけに、この報は俄に信じ難いニュースだった。また、今回の記事で、「レッツゴー」ではなく「レツゴー」が正解であり、またこの発音は関西独特で、だから“大阪近鉄”は「バッファローズ」ではなく「バファローズ」なのだ、ということを図らずも知ってしまった。
 
 さて、件の“大阪近鉄バファローズ”時代に栄華を極めた中村紀洋(ノリ)が、FaceBookの騒動で窮地に立たされている。「自分のバッティングに専念するために、ランナーにはじっとしてほしい」との要望をコーチに語ったことから端を発した今回の騒動は、監督の逆鱗に触れての懲罰2軍降格に激昂した中村ノリが、その不満をFaceBook上でぶちまけたことで大騒動に発展してしまった。
 
 この件に関しては、ノリ批判のコメントから、ノリ擁護の立場での中畑監督批判コメントに至るまで、様々な意見がネット上を交錯しているが、私が思うに、どちらがよくてどちらが悪い、という論法でこの件を考えてはいけないような気がする。
 
 チームの状況から、中畑監督の無能ぶりを論じ、彼に意見したノリの行為こそチームに必要なんだ、というのが擁護派の意見だが、思うにノリの意見とは、「チームの勝ちより自分のバッティングを優先した」意見具申であり、少しでもランナーが次の塁に進めれば、それだけ得点のチャンス=勝利が近づくだけに、彼の意見は到底理解しがたい。
 
 一方、ノリの処分とは別次元で、同じ“下位仲間”だったカープとは比べものにならないくらいの戦力を揃えて貰いながら、この体たらくの成績に甘んじている中畑監督を始め、コーチは猛省すべきだろう。勿論フロント(特に高田GM)の責任も重かろう。
 
 だからこの件に関しては、どちらが悪いではなく、全く別次元でどちらも悪い、ということになるだろう。“お友達”だったはずのカープが、昨年後半辺りから急に“覚醒”して、現在“信じられない”首位をキープしている事実に、ベイスターズは真摯に向き合ってほしいと思う。君たちが本当に“覚醒”したら、戦力面からカープはおそらく足許にも及ばないだろうから……
 
 それにしても、今のままの状況じゃ、中畑監督も責任を取らなければならないだろう。勿論彼だけの星ではないだろうが。そして中村ノリも今回ばかりは年貢の納め時、そんな気がする。
 
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 かつて大阪近鉄バファローズのファンだった身としては、君の豪快な活躍には感謝しているが、年俸にまつわる君の横柄な要求が、「近鉄」にバファローズ合併・消滅の口実を与えた一端であろうという点では、忸怩たる思いもある。君の性根は…………
 
 
 
レツゴーじゅんさん死去 68歳脳出血 レツゴー三匹で活躍
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140508-00000084-dal-ent
 漫才トリオレツゴー三匹」のメンバーのレツゴーじゅんさん(本名、渡辺美二)が8日午後5時29分、脳出血のため大阪市内の病院で死去した。68歳だった。堺市出身。
 
 じゅんさんは1963(昭和38)年、吉本新喜劇の研究生として吉本にいったん入った。「アホの坂田」こと坂田利夫と同期だった。しかし、じゅんさんも坂田も新喜劇の試験に落ちてしまった。その後、じゅんさんは64(昭和39)年、当時大きな人気を誇っていたお笑いタレントのルーキー新一が吉本を辞めて作ったルーキー劇団に入門。45年、正児、長作とレツゴー三匹を結成。吉本から遠のいた。
 
 関西テレビの人気番組だった「爆笑寄席」に頻繁に出演し、共演者からいじられるキャラで人気を博した。「じゅんでーす」「長作でーす」と順番に名乗り、最後に正児が似ていないのに「三波春夫でございます」と自己紹介して笑わせるギャグが定番だった。
 
 近年は逢坂じゅんとして俳優の分野でも活躍。最近では「半沢直樹」や「ごちそうさん」など人気ドラマにも出演していた。 トリオとしてNHK上方漫才コンテスト優秀敢闘賞、上方漫才大賞新人賞、上方お笑い大賞金賞など多数受賞した。