神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

GWの最後は“ホラー”の現場で

 GW最終日の今日は、「女子高校生制作のホラー映画」撮影現場へ“助っ人”に行ってきた。それというのも『天使諜報★神宮寺真琴~狙われた生徒会長~』ロケ以来、縁深い美高放送部員が“コンクール度外視”で本格ホラー映画を制作しているので、その現場にお邪魔した、というのが実情。途中“家族サービス残業”もあって中座したが、学校内のセミナーハウス(作品の主な舞台)に籠もっての撮影は夕刻までにも及んだ。
 
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これは去年の夜間ロケスチール。足かけ1年半に及ぶ長期ロケなのです……
 
 私の方は、せいぜい2、3のアドバイスと、後は“人間日除け”に終始した“助っ人”ではあったが、端で見ていて、てきぱきとすいすい撮影を続ける彼女らをある種“まぶしく”観させてもらったな。部員同士、仲の良い者同士が集まって、嬉嬉として陰惨なホラーを撮り上げていく。ほどほどのテンションの高さと緊張感、信頼して撮り撮られる姿……もしかしたら私が探し求めていた“映画の理想郷”がここにあったのでは、と思うと、感動すら覚えたね
 
 ところで、そんな現場以上に私を驚かせたのは、ホラーにありがちな特殊メイク。勿論、素人故立体的な特殊メイクは叶わないものの、そのメイクは明らかに“高校放送部が撮る自主映画”の域を超えていた。おい! ここまでやるか! 「本当に高校の文化祭で上映できるのか」と言うくらいの凝りように、驚愕とともにまたまた感動! 今回のメンバーの大半が既に最上級生だけに、卒業後、うち何名かと一緒に映画を撮れれば、少しは他所から非難されないレベルの映画が撮れるのでは、なんて夢想もしたりして……
 
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 主人公を交えての記念撮影。もっと凄いスチールもあるけど、彼女らの手前、載せられるのかここまで
 
 ま、何はともあれ、この長編(とはいっても30分程度)ホラー映画は今日でクランクアップ。これからいくつかの手直しを加えながら完成を目指すそうだ。当面は文化祭での上映が目標らしいが、前に観せてもらったラッシュの出来を考えると、それでは勿体ないので、各種イベントや上映会は勿論、放送部関係以外のコンクールにも積極的に応募してやりたい。ひろしま映像展にも。
 
 脚本も務めた監督の子に、ひろしま映像展でかつて反響を呼んだ「暴力人間」の話を聞かせたときには、今ひとつピンと来なかったようだが、その演出をした白石監督が撮ったのが『ノロイ』だよ、と言うと俄然興味を示してきた。ああそうか、そういう趣向、そういう世代なんだね
 
 そうそう、何かと忙しかった今年のGWで、正直一番肉体的にきつかったのが今日だったが、逆に、精神的に一番充実していたのも今日だった。やっぱり映画の現場が一番いい