生身のスーパーヒロイン
今日、思いがけずCATVの日本映画専門チャンネルで『ゴジラモスラキンギギドラ大怪獣総攻撃』を観る機会に恵まれた。この作品は数あるゴジラ映画の中でも、個人的には最高の傑作で、思わず画面に凝視して、何度も何度も観たはずの展開を堪能した。
ところで、本作のヒロインといえば、何といっても新山千春である。この作品に於ける彼女の活躍は、私生活のドタバタも吹っ飛ぶほどの素晴らしさだ。何度も危機に出会いながら、「マークスの山」の名取裕子や萩原聖人もかくやのごとし“死なない”キャラで、ゴジラの最期を見届ける、文字通りスーパーヒロインである(笑)

作品自体はややカタルシスに欠けるものの(でも大好き!)、彼女の現実離れした活躍には正直観ていて胸が熱くなる。
生身の普通の人間役として、ここまで激しいキャラを演じたのは「ゴジラ」映画中、後にも先にも彼女だけではないだろうか………?