ザ・ウォード
「監禁された“ヒロイン”」の文字に思わず心踊り(笑)、検索してみた『ザ・ウォード/監禁病棟』。何でも巨匠ジョン・カーペンター10年振りの新作なのだそうだ。
カーペンター監督といえば、私の中では“B級スレスレの超A級大作”を撮る監督、というイメージがある。ほぼホラー・SFといった娯楽を追求し、『ニューヨーク1997』においては、当時高額だったCGを使う予算がなく、実写でCG風の映像を作り出した、という逸話も残っている。とにかく我々の感性・感覚に近い監督って思っていた。もっとも、カーペンター監督全盛期の80年代は、個人的には『悪魔のいけにえ』のトビー・フーパー監督の方がお気に入りだったけど……
さて、件の『ザ・ウォード/監禁病棟』は、別に“スーパーヒロインの監禁もの(これじゃヒロピン?)”じゃないが(もしかしたら最後はスーパーヒロインになるかも?)、なかなかおどろおどろしい雰囲気に包まれている作品だと、予告編を見た限り感じたね。特に病院の院長(収容所長?)とおぼしき人物(22秒辺りに登場)の胡散臭さは、なかなかのものだった(笑)
そのポスターもUPされていたが、なかなかグッと来るデザインだった。ただあまり街中にべたべた張られるのは憚られるかも知れないけれど(苦笑)
正直、「無実の主人公が軟禁されて云々」というテーマはあまり好きではないが、カーペンター監督の健在ふりに触れるためにも、公開された観に行ってみようかな(笑)