神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

嗚呼 暗闇指令……

 80年代“ヒロインアクション”の金字塔といえば、何といっても『スケバン刑事』。その劇中、声だけの登場という、『チャーリーズエンジェル』の“チャーリー”のごとき粋なキャラクターだったのが“暗闇指令”だった。
 
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 ドスの効いた渋い声で、神恭一郎の手にしたカセットテープから流れる麻宮サキへの指令を聴くにつけ、それが誰であるか。まさにミエミエながら、そんな“強引な神秘性”も、このドラマのスパイスとして、大いに影響していたと思う。ただ、『スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説』で、冒頭いきなり「私が暗闇指令だ」と素顔をさらけ出す演出には、逆の意味でド肝を抜かれたが(笑)
 
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 その“暗闇指令”を好演した長門裕之氏の逝去に際し、哀悼の意を表しつつ、希代の名優の死を悼んでいる。氏に関しては、もっとたくさんの役柄が脳裏に浮かぶが、やはりこのブログ「神宮寺真琴のつぶやき」では、あくまで“暗闇指令”として、冥福を祈りたいと思う。合掌。
 
 
長門裕之さんが都内の病院で死去
 ベテラン俳優・長門裕之さん=本名加藤晃夫=が21日午後5時20分、都内の病院で亡くなった。77歳だった。長門さんは一部報道で、今年2月に脳出血で倒れ、都内の病院に入院、自宅療養していると報じられていた。
 長門さんは昨年8月、10時間にもおよぶ解離性大動脈瘤(りゅう)のバイパス手術を受けたものの、9月には認知症に関する講演会で仕事復帰した。
 今年に入ってからは、5月放送のNHKドラマ「どんど晴れ スペシャル」の出演をキャンセルするなど、体調が心配されていた。
 妻で女優の南田洋子さんは09年に、くも膜下出血で亡くなっている。