バットガールの変遷
初めてオリジナル版の『バットマン』(’66)を観たとき、ティム・バートン版('89)とあまりにも違うコメディー調なノリに驚いたものだ。そのオリジナル版はTV番組の映画版だったようで、TV版の方にはイヴォンヌ・クレイグ演じるバットガールも登場していた。但し、そのコスチュームはあまりにも“バット(コウモリ)”をイメージし過ぎていて、特に耳付きの頭巾はいただけなかった。折角のボディースーツ(キャットスーツ?)も色気は半減だ(笑)
素晴らしいです!(笑) この時バッドガールを演じたアリシア・シルヴァーストーンの小悪魔的なキャラクターもさることながら、あの忌まわしい頭巾の廃止、そして何といってもキャットスーツを越えて、ボンデージファッションと見紛うほどのコスチューム。これだけボディーラインがくっきりと表れたら、全裸よりもいかがわしく見える(笑)
実際の劇中では後半に登場し、夜のシーン故その姿をあまりはっきりと拝見することは出来なかったのは残念だったな。
ちなみにこのボンデージファッションは、彼女のみならず、主人公のバットマン、相棒のロビンといった男性たちのコスチュームにも現れていた。聞くところによると、監督のジョエル・シュマッカーは自称“ゲイ”だそうで、その彼の趣味が色濃く表れたのか、この作品におけるバットマンサイドのコスチュームだったようだ。ということは、バットガールのそれは“おまけ”?(笑)