久里亜蓮の「やれば出来る」!
思えば昨年度、広島カープ3連覇達成時のヤクルト戦(マツダ)。打線爆発で大量点リードの中、先発の久里亜蓮は8回までヤクルト打線を抑え完封モード。しかも優勝を目前としながら、未だ広島に完封投手はいない。この展開なら久里の完封の可能性は高く、仮に打たれて完封を逃したとしても、大量リード故完投は叶っただろう。しかし緒方はここでいきなり久里を降板させ、中崎をリリーフに送った。緒方の頭の中には、「中崎が3年連続胴上げ投手」の記録に頭がいっぱいでしかたなかったのだろう。
その結果、セントラルを制覇しながら完封ゼロのお粗末な展開。その上シリーズではソフトバンクにいいように翻弄され、惨めな4連敗V逸。しかもそこまで“忖度”してもらった中崎はシリーズでもパッとせず、今シーズンも数多の勝利をぶち壊した挙げ句、今さらながら2軍に落とされてしまった………
今日のこの久里の快投も、最近絶望的なくらい“持ってない”緒方采配故、ご乱心のフランスア登板→その先の逆転サヨナラ負けを覚悟したが、誰が緒方をいさめたか、久里は9回にも登板。そして念願の初完封勝利を手に入れた。久里亜蓮投手、本当におめでとう!! きっとCMスポンサーの「アイスタイル」も喜んでいることだろう。もしかしたら100万圓単位の“臨時ボーナス”が出たかも知れない(;^_^A
「終わりよければ全て良し」ではないが、この最終戦の勝利を糧に、今週末から始まるセのペナントレーズでも大いに活躍してほしい。
苦しむチームに希望の光が差し込んだ。先発の九里が被安打3、無四球でプロ初完封。低めを丁寧に突き、緩急も駆使して楽天打線から17個のゴロアウトを稼いだ。二回2死でウィーラーに左前打を打たれてから、5イニング連続で三者凡退。八回、先頭の銀次に安打を打たれたが、自らのダイビングキャッチなどでピンチを防いだ。九回も先頭辰己に安打を打たれたが、茂木を投ゴロ併殺に仕留め、ピンチを断った。
今季は開幕ローテを任されたが調子が上がらず、2軍落ちも味わった。ただ、状態は上向き。交流戦では3度の先発で2勝0敗と結果を残し、存在感を示した。
打線は初回、菊池涼が自身25試合ぶりとなる5号ソロで先制。五回は無死満塁で西川の遊ゴロの間に1点を加え、九里を援護した。
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