神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

10回裏に「5点目よ入るな」って緒方は願ったのでは?

 今日の広島vsオリックスの一戦(今季最終戦)、10回表まさかの9失点に陥った裏の3点奪取後のツーアウト1・3類、打者會澤の時、指揮者の緒方はこう思ったのではないか、って推測する。「會澤よ、頼むからアウトになってくれ! 5点目が入らないように」って………

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 10回の表、ツーアウトまでいきながら、リリーフの菊池はオリックスの大城に痛恨の勝ち越し2塁打を浴びてしまった。それからも連打を浴びて5点献上。そこで緒方は彼を諦め、2軍から上がったばかりの藤井を送り込んだ。その際緒方はもうこの試合は敗戦と諦めたのではないか。その証拠に、藤井は2者連続四球で2死満塁のピンチを背負いながら、一向に彼を替える気配はなく、いわば見殺し。その結果、次の打者から連続3塁打を打たれて更に4点を献上してしまった。

 しかしながら、その裏、相手にアクシデントがあったものの、一挙3点を返し、ツーアウトながら次打者・會澤にヒットが出たら5点得点も夢ではなかった。そしてもし5-9の展開になったならば、藤井を見殺しにした緒方采配はきっと批判の対象になっただろう。

 勿論、これは結果論であり、今更こんなことを言ってもファンの都合のいい戯れ言にしかないと指摘されても仕方がない。しかし、この交流戦に入ってからの失速ぶりは、そして四月当初のどうしようもない閉塞感は、選手個々の能力のみならず、緒方をはじめとする監督・コーチ陣や、フロントを含めた“指導者側”の責任も考えなければならないだろう。

 過去の3年間、カープは何故か3連覇してきた。確かに“セ界”では圧倒的な勝利をモノにしてきたけれど、落合博満氏などが指摘するように、強さは感じない中、“何故か"不思議に勝ってきたところがある。それは一つに勢いであり、それを考えると今季の、4月の失速感を忘れたかのような5月の快進撃もそれ故だったような気がする。要は“指導者いらずの快進撃”だったと言っても過言ではない。それは4月といいこの6月の交流戦といい、一旦選手の歯車が狂ったとき、それを修正すべき“指導者"の活躍が見えてこない点に強く感じる。

 全て選手の能力任せ、という状況では、一旦失速したチーム状況を盛り返すことは難しい。今日の試合のように、一旦歯車が狂った時、なすすべもない采配をしてしまっては、とても勝利をもぎ取ることは出来ないだろう。

 この三年間は、選手個々の能力で"イケイケ"で勝ち進むことが出来たが、その勢いに翳りが見え始めた今だからこそ、"指導者"の、監督の腕の見せ所ではないか?



広島、交流戦4度目最下位 10回2死まで0―0が3―9敗戦 魔の延長10回再び…4月には12失点
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190623-00000263-spnannex-base
 ◇交流戦 広島3―9オリックス(2019年6月23日 マツダ
  セ・リーグ4連覇を狙う広島がパ・リーグ最下位のオリックスに3連戦3連敗。通算4勝12敗1分けとし、1試合を残して交流戦最下位が確定した。広島の交流戦最下位は2007年、2011年、2014年に続いて5年ぶり4度目。2005年に始まった交流戦で最下位になったチームがその年にリーグ優勝した例はなく、数字上は優勝確率0%となった。緒方監督は「この3連戦はいい采配ができなかった」と落胆の色を隠せなかった。
  先発左腕・ジョンソンが7回無失点と好投。だが、交流戦で12球団最低のチーム打率に苦しむ打線がオリックスの先発左腕・田嶋に封じ込まれ、援護できなかった。
  0―0のまま迎えた9回には1死から西川、鈴木の連打で一、三塁と一打サヨナラの場面を迎えたが、今季サヨナラ打を2度放ち、勝負強さに定評のある会沢の遊ゴロで三走・西川が本塁憤死。それでも2死一、二塁となおもチャンスが続いたが、代打・長野が見逃し三振に終わって今季11試合目の延長戦へ突入した。
  延長10回のマウンドには、楽天から今季移籍してきた4番手・菊池保。だが、この菊池保が最初に迎えた代打・西野に二塁打されると、2死二、三塁までこぎつけながら大城に二塁打、小田に三塁打、中川に二塁打、安達に三塁打と4連続長打を浴びてまさかの5失点。ここでマウンドに上がった5番手・藤井皓も火がついたオリックス打線の勢いを止めることはできず、2連続四球で満塁としてから後藤、福田に連続三塁打を浴び失点を重ねた。
  10回表2死まで0―0だったが、終わってみればこの回だけで大量9失点。その裏、4試合ぶりに1番へ復帰した田中広の二塁打と主砲・鈴木の2点適時内野安打で3点を返したが、及ばず。野間が頭部付近への死球で退場するアクシデントにも見舞われた。広島は4月10日のヤクルト戦(マツダ)でも3―3で突入した延長10回に8安打を打たれて12失点し、3―15で敗れているが、それに続くシーズン2度目となる屈辱の延長戦となった。
  広島は24日に15日中止分の楽天戦(楽天生命パーク)を控えているが、最終戦を前に交流戦最下位が決定。楽天との対戦成績は1勝1敗で24日も負ければ交流戦全6カード負け越しという屈辱がプラスされることになる。「最後勝って終われるように全力でやるだけ」と緒方監督。セ・リーグ3連覇王者の意地を見せられるか、注目される。


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