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現在、カメラマンとして広島の演劇を中心に活躍し、当方の映画でもスチールなどで関わってもらっている石井君の個展が開かれるということで、参加してきました。このイベントは広島駅前に新設された「エディオン蔦屋家電」え開催された「第1回エディオン蔦屋家電フォトコンテスト」において「 エディオン蔦屋家電賞大賞（グランプリ）」を彼が受賞したことを記念して開催されたもので、写真の個展会場としては最適な２階イベントルームにて、大賞の写真を中心に計10展の写真が整然と展示されていました。
日頃はウチの現場に来てもらって、主にキャストのスチールを中心に撮ってもらっているので、今回の展示作品に風景画が多いのは意外でしたが、どれも当然ながら細部にわたるまでピントがシャープなのは勿論のこと、それでいてピンフォーカスのようなフラットな画像なのかといったら決してそうでなく、むしろ細部にわたって部分部分が自己主張するように際だっていて、思わずスチールの近くに立ってじっくりと観賞させていただきました。また人物の描写も静止画なのに躍動感があり、また被写体にぐぐっと寄って撮っているように見えながら実に自然で、中でも幼児を抱いた女性の図など、撮られる側の“安心感”の様なものが垣間見られて、暖かみが感じられました。
家族を待たせての観賞故、そそくさと帰ってしまったのですが、出来ればその撮影法について質問すれば良かった、と後で少し後悔しました……そんな思いに駈られるような、珠玉の個展だったと思います。
なお、この個展はこの日曜日（22日）まで開催とのことなので、広島近郊の方々、機械がありましたら是非御覧ください。ＪＲ広島駅南口より徒歩３分で会場に足を運べますから。
ちなみに、常設の自由閲覧可能な彼の写真集には、当方の映画のスチールも２枚ほど掲載されています。
