神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

希望の光

 去る2013年8月18日(日)に、突如我が家にやって来た素敵な闖入者・ヒラタクワガタ君。当時家族の病・入院で寂しがっていた娘たちを大いに励ましてくれた。虫が大嫌いな彼女らも「クワガタは大好き」だといい、毎日の水分補給(霧吹き)や、たまの餌やりの興味津々で見つめ、時折飼育箱から出して外を歩かせたときには狂喜乱舞してその姿を追っかけたモノだった。

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 昨年末の冬を含め、2度も“越冬”をこなし、幼少時代カブトムシを飼った経験のある私も、その生命力には舌を巻いたモノだった。

 ここ最近、「どうも動きが鈍いな」と思いつつも、また春になったらいつもの活発な動きを見せてくれるだろうと期待していた矢先、去る2015年4月6日(月)夕刻、突如息を引き取ってしまった………

 その日もいつものように霧吹きで身体に水をかけてやり、それで“いつものように”ブルブルっと身体を動かすはずだと思ったのに、一向に動く気配がない。そこでこの事態に気づいた。

 明日から新学期、という娘たちは、この事実に皆涙を流して嗚咽を漏らした。思えば娘たちにとって、これが初めての“死との対面”だった。殊勝な彼女らは「クワガタは天国に行くよね?」とも「もう少ししたら天国に行くから、そこでまた一緒に逢おうね」とも呟き、クワガタの死に哀悼の意を表していた。

 まだ家内の入院が続いていた時には「何とか“家族5人”の生活を実現するんだ」と決死の思いでいたし、それが実現した後も、娘たちがあまりにもクワガタに興味を持ち続けていたので、無理なのは承知の上でも、何とかこの状況がいつまでも維持できれば、と祈っていた。それにしても初めて我が家に舞い込んできてから19ヶ月と20日もの間我が家に“希望の光”を与えてくれたヒラタクワガタ君には感謝の気持ちでいっぱいだ。

 有り難とな……ずっと狭い“檻”に閉じこめてゴメンな………君の晩年、君が娘たちの作った紙製の迷路をくぐり抜けてくれた時の、娘たちの喜びようはなかった……でも、2度目の冬も頑張って、ようやく君たちの春が来たばかりじゃないか……それだけに残念だ……でも、よくここまで頑張って生きてくれた……娘たちの“希望”になってくれた……

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 遠い遠い未来、彼と娘たちが“天国”で再会できるよう祈ってるよ……合掌