奇跡的な無事を祈る

　今日は新たな上映会の紹介を……などと暢気なことを考えていたが、事態は大変なことへ……勿論、我がことではなく、東日本で起こった災厄のことだ。

 

　東京以北には知り合いも多く、とても心配だ。『令嬢探偵★モロボシアイ』関係者（東京からのロケ隊）もそうだし、東京在住の数多の自主映画人は勿論、被害が甚大な福島・郡山には遙々結婚式まで招待してくれた友人が暮らしている。特に友人の場合、まだ安否は解っていない。８年前に訪れた、これも被害が大きい岩手の平泉・中尊寺金色堂もどうなった気にはなる。何はともあれ、皆の無事を祈るのみだ。

 

　それにしても怒りさえ覚えたのは福島原発のトラブルだ。確か住民には「原発は絶対安全」と言い含めて設置したのではないのか？　便利さとは裏腹に危険を伴うからこそ、二重三重の“安全弁”を要すべきではないのか！

 

　事態は、犯人捜しをする場合ではないくらい重大な局面を迎えている。広島で生まれ育った故、「放射能」の真の恐ろしさを教え込まされた身としては、今回の事態はあり得ないくらい大変なことだといえる。最悪の事態が起こった上で「人災だ」と糾弾したい思いもあるが、まずはこの事態が奇跡的に沈静化することを祈るのみだ。本当に、もはや無事を“奇跡的"を言わなければならないぐらい、切羽詰まった状況にある。

 

　よってヒロインアクションの話題はまた今度。