神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

広島インディーズムービー界は恵まれている!

 今回開催された「わかもの映画祭」。その2日目のコンペティションでは、会場の広島市青少年センター・ホールのステージ上にレッドカーペットが敷き詰められ、その上を、コンペに出品した監督たちが歩いて、観客に頭を下げる………未だかつて、広島の自主映画人にこのような“栄誉”が与えられたことがあっただろうか!!

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 今回の「わかもの映画祭」が画期的だったのは、広島に特化したアマチュア監督作品のコンペに、プロの映画監督・時川英之氏を招聘したこともさることながら、あたかも「日本アカデミー」を彷彿させるような((;^_^A)、このような大がかりな舞台を用意してくれたことに尽きる! この粋な演出に、出品者の1人だった私の胸はもういっぱい! 身に余る光栄だったよ(;^_^A

 それにしても、今回のこの「わかもの映画祭」は言うに及ばず、断続的にかれこれ10年以上続いている、来週開始される「ひろしま映像ショーケース」(広島市映像文化ライブラリー主催)といい、大手の劇場公開映画のみならず地元のインディーズムービーのためにも尽力してくれる広島フィルムコミッションといい、映像に特化してくれている区民文化センターといい、全国的に見ても、広島の自主映画界は大変恵まれていると思う。もちろん、そんな環境のもと、数多の映像作家が活躍しているわけだが、その活動がなかなか「点」から「線」にならないのも事実だ。

 以前は、大学映研も勢いがあって、映研主催の上映イベントにアマチュア社会人の作品オファーがあったり、逆に社会人サークルの上映会に映研の作品を求めることもあった。映画人同士の交流も活発だった。しかし昨今は、アマチュア映画人の“高齢化”やそれに伴う活動の縮小化もあって、映画人が集う「ごった煮上映会」がなくなってしまったのも事実だ。だからどうしても活動は「点」になってしまう。

 それ故、今回の「わかもの映画祭」や「ひろしま映像ショーケース」のようなイベントを通して、広島の自主映画人はもっと横のつながりを深めていくべきである。折角、行政というか公共のこんなバックアップがあるんだからなおさらだ。

 出来れば年内に、我々の手によって、何かしらアクションが起こせたら、広島の“バックアップ”に報いることが出来るかも知れない。それに向けて今は頑張るのみ!

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