神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

シネコンの「罪」と「功」

 昨年4月、広島市西部に誕生した「ジ・アウトレット広島」。イオン系のその商業施設には「イオンシネマ西風新都」も併設されていて、今のところ広島市内で一番新しい映画館(シネコン)だ。

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 広島の地に「ワーナーマイカル広島」(現イオンシネマ広島)が誕生して以来、広島市内の単館映画館は一部の成人館を除き軒並み姿を消してしまった。「広島東映」「東映パラス」「朝日会館」「松竹東洋座」「広島名画座」「OS東劇」「広島リッツ」「広島スカラ座」「広島にっかつ」………そしてまさかの「広島東宝」までなくなってしまうとは思いもよらなかった………業界人やいっぱしの“映画通”を名乗る者が、気取って映画館のことを「ハコ」なんて呼んだりするが、現在はやりのシネコンは、比喩でも何でもなくまんま「ハコ」化している。悪い意味でシステマチックされたそれは、映画館独特の風情・ワクワク感をすっかり奪ってしまったが、確かに映画を観る利便性を大いに高めてくれた。特に街中にあるが故(そして広島市の駐車料が馬鹿高い!)、公共交通機関を使っての来場、折角街に出たんだからと、やや奮発しての昼食、と、かつて映画観賞は一大イベントだった。それが、無料駐車場に気軽に車を停めて、買い物ついでにフラッと映画を観る、そんなシネコンの“カジュアル”感も、映画観賞のハードルをうんと下げてくれたという点において、非常に意義深いものだといえる。また映画の「ハシゴ」もシネコンならば簡単だ。

 残念ながら、一般映画館の孤塁を守っている「サロンシネマ」「序破急」「横川シネマ」を除き、往年の映画館を味わう機会がすっかり損なわれてしまったが、あまりシネコンを敵対視することなく、その手軽さをもっと楽しんでいきたい(;^_^A