神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

“昭和のひきこもり”宣言(;^_^A

 思えば初めて自主映画を撮り始めた80年代が、一番映画を劇場でTV(主にBS2)でVHSで観た時代だったと思う。とにかく映画を知りたくて勉強したくて……観るもの全てが糧になっていたような気がする。勿論“ヒロインアクション”全盛期のTVドラマも必死になって観ていた。


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  以後、制作活動が本格化するにつれ、鑑賞の分野がどうもなおざりになり始めた。そして気がつけば“昭和のひきこもり”と化していた。「どうして俺の撮る映画は受けないのかなぁ」と相談を持ちかけた相手から「黙って最近ヒットした映画を観続けたらどうか」とアドバイスを受けたりもしたが、やはり旧作にしか食指が動かず、未だに進歩のない映画ばかり企画してしまう。


 しかしながら、そんな“シーラカンス”な映画人もいてもいいんじゃないかな。実は、昭和の映画に渇望していた私の行き着く果ては、なんと“ピンク映画”だった。初めて旧横シネでピンクを観たときの衝撃と言ったらなかったよ。まるでこの世界は“ネス湖”! これだけ映画世界が進歩しているのに、ピンクの世界は未だ“80年代の混沌としたプログラムピクチャー”の世界が、桃源郷のように現在まで息づいていた! 思わず郷愁に胸がいっぱいになったなぁ(^^)


 そうなると、未だに“80年代風ヒロインアクション”をとり続けてきた私もある種広島インディー界の“ネス湖”(!) でもそんな作品を好んで観てくれる、私のような方々はいる。そう思うと、迷わず敢えて、この“広島発ヒロインアクションムービー”シリーズを撮り続けて、独自の世界を構築していきたい。

 ここ最近、プロレスなどを通して“古き良き昭和”に心酔してしまっている故か、なんか決意表明みたいなことを書いてしまった(;^_^A