神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「ズベ公」映画の復権を!

 「ズベ公」なんて言葉、いつから覚えたんだろう……?

 というわけで、この度「ズベ公」なるjなる言葉を本気で検索したところ、「投げやりでしまりのない者。だらしのない者。転じて、品行の悪い女性。だらしのない、素行の悪い女。『売女』や『ビッチ』『スベタ』などと同様、女性を強く罵る意味で用いられる語。」と出ていた。語源は「ずべら(ずぼら)」と“先公”“ポリ公」”などに用いられる、相手を軽んじた接尾語「公」に由来しているらしい。

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 さて、「ズベ公」といえば、まず脳裏に浮かぶのは70年代の東映プログラムピクチャー。タイトルそのものに「ズベ公」と謳った大信田礼子主演の『ズベ公番長』シリーズ4作がまず挙げられるが、イメージ的には『女番長』シリーズや『恐怖女子高校』シリーズに主演した池玲子杉本美樹両ヒロインの印象が強い。

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 共に鈴木則文監督作品『温泉みみず芸者』制作時にスカウトされた“シンデレラガール”なのだが、まず池玲子が日活ロマンポルノに先駈けて“初のポルノ女優”としてブレイクし、その池の「ヌード拒否宣言」(後に撤回される)を受けて急遽『徳川セックス禁止令 色情大名』の主演に抜擢されて、その後『0課の女 赤い手錠』を好演する杉本、といった具合で、共に良きライバルとして、70年代の東映プログラムピクチャーを支えてきた。

 昨今は「東映Vシネマ」(これとても今や死語か?)をはじめとするビデオシネマに取って代わられたプログラムピクチャーだが、そのビデオシネマさえ風前の灯火となった現在では、その世界観を体験すること自体時望むべくもないが、近年、原作ものが中心とはいえ、邦画界が大分元気になっていた今こそ、かつての2本立て時代の本格的な復活を祈念してやまない。それも往年の角川映画のような“両A面”ではなく、あくまで“B級”“添え物”的なプログラムピクチャー・(松竹の)SP(シスターピクチャー)映画が低予算で制作されていくことが望ましい。

 そうなれば、かつてロジャー・コーマン御大がドライブインシアター上映を当て込んで制作した数多の刺激的な低予算B級映画のように、予算減を過激な描写でカヴァーした、かつての東映プログラムピクチャーの復活が期待できる。そうなれば、その一角に「スベ公映画」や『ビーバップハイスクール』に代表される「ツッパリ映画」がラインナップされることもあろう。今放映されている『今日から俺は!!』がブレイクして、その映画化なんて自体が起こったら、こんな“夢物語”も実現するかもしれない(;^_^A

 もじそうなったら、是非この子に主演を務めてほしい。自ら往年の(プログラムピクチャー花盛り時代の)「東映」フライヤーズのユニフォームに身を包んでいるくらいだから(;^_^A

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