神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「瀬(セ)の中の鯉」太平洋(パシフィック)を知らず

 「井の中の蛙大海を知らず」ではないが、まさに表題のような結果を迎えてしまった。

 結局1勝1分け4連敗の展開。また4連敗……一昨年のシリーズは2勝4連敗、昨年のCSも1勝(&アドバンテージ1勝)4連敗、歴史をひもとけば、今回を含め過去3回全てで開幕引き分けを体験したわけだが、75年も2分け4連敗、84年も3蓮勝1分け4連敗と、4連敗の文字が躍る。

 確かに今回は1戦目の引き分けも、3戦目の1点差試合も、5戦の“結果”逆転サヨナラも、何かの弾みで勝ったかも知れない僅差の展開だった。でも、ここで1点が撮りに行けない、ここで岡田が大ポカをする、ここで「まさか」のフランスアと「やはり」の中崎がホームランを打たれてしまう等々、その“僅差”こそが超えがたい障壁となっているのも確かだ。

 これでセントラルはシリーズ6連敗だったかな? パシフィックと何かが違う、何かが足りない。だからシリーズ勝利はおぼつかないのだろうけど、少なくともリーグ優勝は果たせた。それが大きい。これは実にうがった見方だが、25年も贔屓チームが優勝できない辛酸に満ちた年月を過ごしたものとしては、「日本シリーズなんていいじゃん、セのレベルが低くっていいじゃん、それでまたリーグ内ではブッちぎりで優勝できるんだったら」なんてつい考えてしまう。今こそ、「そうか他球団のファンは優勝でこんな楽しい思いをし続けたんだなぁ」なんて考えることが出来るようになったもの。別に日本シリーズなんて……例えセがレベルアップしても、それで他球団が日本一になったって嬉しくないジャン……そんなことを考えるセのファンは、パのファンに比べて多いんじゃないかな?

 だから、セはなかなかパに勝てないのかも知れない。2004年の消滅騒動を乗り越えたパのチームとファンには、結束力があるはずだから……(そんな私は大阪近鉄バファローズを長く贔屓にしていた……)



広島ミスミス零敗…また悲願お預け 緒方監督「自分の力不足」
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/npb/sponichi-spngoo-20181104-0050.html

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◇SMBC日本シリーズ第6戦 広島0―2ソフトバンク(2018年11月3日 マツダ

 球団初のリーグ3連覇を成し遂げ成熟しつつあるチームでも、頂点に立つことはできなかった。広島は日本ハムに敗れた2年前と同様、本拠地・マツダで敵の胴上げを見せられる屈辱。34年ぶりの日本一を逃した緒方監督は「力の差は感じなかった。この結果は自分の力不足。申し訳ない」と何度もわび、責任を背負い込んだ。

 赤ヘル野球が通用しなかった。最後の得点圏に走者を進めた場面となる2回2死一、三塁。石原が2球連続の空振りで簡単に追い込まれると、3球目に安部が二盗失敗。この場面を指揮官は「ランエンドヒット」と説明し「シーズンからいろんなことを仕掛けてやってきた。動いて突破口を開こうと思った」。思惑は外れたが後悔はない。初回、無死一塁では菊池が今季35回目にして初の犠打失敗。作戦を仕掛けたうえでかみ合わなかった
 指揮官が信条とする「守りの野球」。だからこそ、敵の堅実な守備には感服した。「福岡の戦いの中で、流れを渡してくれなかった。スキをついていくというのがうちの戦い方だから」。広島が全6戦で犯した3失策のうち、2つが失点に絡むなど、小さなミスが命取りとなった。

 新井とともに戦った試合も最後となり「日本一で送り出してあげたかったけど申し訳ない」と頭を下げた。「悔しいだけでは終われない。終わった瞬間に次の戦いは始まっている」。悲劇は、さらなる鍛錬の糧になる。