神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

過去を踏襲する事なかれ……シリーズの広島カープ

 いやはや、こんな展開になろうとは思ってもみなかったよ(;^_^A

 1975年のシリーズ第一戦の引き分けはV1の時だったからよく覚えている。舞台は今は亡き西宮球場。阪急・上田監督の抗議を、引き分け狙いの遅延行為と怒った(おそらく)カープファンからウインドブレーカーの背中に生の蜜柑を投げつけかれた場面を鮮明に記憶している。あの年は、旧市民球場でもう一回土壇場で引き分けにした試合があったけど、結局2引き分け4敗……ようは4連敗に終わってしまった。

 1984年のシリーズの対戦相手は西武だった。引き分けの翌日の試合に勝ってから一気に3連勝。「いっそ一つ負けてやって胴上げは市民球場で」なんてまことしやかにファンの間で囁かれたが、結局、シリーズ初の第8戦にまでもつれ込んだ挙げ句、かの西鉄vs讀賣戦以来の不名誉な「3連勝4連敗」を喫してしまった。

 そして今年の日本シリーズ、またもや初戦が引き分けに終わってしまった。セントラルでこれを体験しているのは広島東洋カープのみ。しかも過去2回は2戦目に勝とうが負けようが日本一を逃し、いずれも「4連敗」。更に書くならば、75年の阪急、84年の西武と比較しても、今年のソフトバンク投手力・破壊力・そして層の厚さを考えても、過去の2球団を明らかに凌駕する力を持っている。

 3度目の「初戦引き分け」を受けて開催された28日の試合は、予想に反して、投打のかみ合った広島が5-1のスコアでソフトバンクに先勝した。昨日のデッドボール禍で、“ポストシーズン男”内川が欠場し、無理な打線を組まざるを得なかったソフトバンクは気の毒だったが、それにしても、この強豪相手に何とか一つは勝つことが出来た。この結果を受けて気の早いスポーツ誌は早くも「日本一の確率は63%」などとまことしやかにかき立てているが、今回の展開の広島の場合、「3連勝4連敗」も体験してるんだから、それこそ“4勝”するまでは予断を許さない。それどころか、申し訳ないが今後勝利するイメージが、どうも沸いてこない……ヾ(--;)

 だからこそ、今宵は貴重な勝利の余韻に浸っている……(;^_^A


34年ぶり日本一へ…広島が快勝 32年ぶりドロー開幕から初勝利 ジョンソン快投 誠也3打点
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00000156-spnannex-base

◇SMBC日本シリーズ第2戦 広島5―1ソフトバンク(2018年10月28日 マツダ

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 プロ野球の日本一を決めるSMBC日本シリーズ(7試合制)は28日、マツダスタジアムで第2戦が行われ、球団史上初のセ・リーグ3連覇を果たし34年ぶり日本一を目指す広島がソフトバンクに5―1で勝って初勝利。32年ぶりのドロー開幕となった今シリーズの通算成績を1勝1分けとした。先発左腕・ジョンソンが7回1失点と力投。4番・鈴木が先制打を含む適時打2本で3打点を挙げるなど、2年連続日本一を狙う相手を投打で圧倒した。

  広島は初回、2死三塁から鈴木の遊撃への内野安打で先制し、3回には安打と敵失で築いた無死二、三塁から丸の犠飛と松山の左前適時打で2点を追加。5回には1死二、三塁から鈴木の中前2点適時打でリードを5点に広げた。

  投げては先発マウンドに上がったシーズン11勝のジョンソンが3回まで1人の走者も出さないパーフェクト投球を見せ、7回で103球を投げ、4安打7奪三振1失点の力投。フランスア、中崎とリリーフ陣も踏ん張り、勝利をものにした。

  パ・リーグ2位からクライマックスシリーズ(CS)を勝ち上がってきた昨年の日本一・ソフトバンクは初戦から打線を大幅に組み替え、左太腿裏を痛めて9月から戦列を離れていた今宮が「2番・遊撃」で先発復帰。本来DHのデスパイネが「5番・左翼」で守備につくなど変化を持たせたが、そのデスパイネが初回に拙守を見せて先制点を奪われるきっかけを作るなど、不発に終わった。