神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

これぞ“昭和ゴラク”の二本立て!

 昨日、日本映画専門チャンネルで放映されていた『エレキの若大将』を録画して、その一部だけを垣間見たんだけれど……OPの東宝マークからタイトルテロップまでのノリが、東宝スコープ(シネスコ)の画面と相まって、何とも60~70年代の東宝映画独特のカラー・雰囲気を醸し出してくれていた。丁度同時期全盛期だったゴジラをはじめとする東宝特撮映画を、物心ついてからテレビ・ビデオ等で親しんだ身としては、この作品の雰囲気とのシンクロ具合が実に心地よく、思わずほくそ笑んでしまったよ(;^_^A


 思えば、この『エレキの若大将』は『怪獣大戦争』との二本立てで封切られる、という今思うと奇跡のような“娯楽映画カップリング”であった。この東宝のドル箱であった“若大将シリーズ”の中でも代表作といっていい本作が、ゴジラ映画と共に公開されたのは、当時如何に怪獣映画が一般の娯楽映画として認知されていたかが伺えて、これまた嬉しくなってしまう(もっとも、77年の東宝特撮『惑星大戦争』は、当時一世を風靡した“百恵友和映画”の『霧の旗』と二本立てだったけど……)。

 私はリアルタイムでこの『エレキの若大将』を観たわけではないが、まるで『パンダコパンダ』を観て『ダイゴロウ対ゴリアス』や『ゴジラ対メガロ』に思いをはせるように、この映画の先に『怪獣大戦争』が垣間見られるような気がしてならなかった(;^_^A   それに、当時の映画ファンがどんな気持ちでこの二本立てを観賞したのか、是非リサーチしたいくらいだ。意外と怪獣映画が観たい彼氏がデートで彼女を誘うのに“若大将”が恰好の“口実"になったかもしれないけど……(;^_^A

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 そう言えば、巷には『ゴジラ対若大将』なる“フェイク映画"が、ご丁寧にも偽物のポスターまでこしらえて流布されているが、この時の東宝の二本立ては、東映のプログラムピクチャー的な惹句で二本一繋ぎで語るならば、差し詰めこの「『ゴジラ』対『若大将』」がなかなかしっくりくる(;^_^A   出来ればその横に「男(の子)を泣かせるゴジラ! 女を泣かせる若大将!」辺りを添えたらいかがかなヾ(--;)