神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ララバイオブユー

 角川映画版(1979)の『戦国自衛隊』のラストは、いつ観ても泣ける! とにかくジョー山中の「ララバイオブユー」のインサートが絶妙。時代のうねりに翻弄され、図らずも刃(銃?)を交えることとなった伊庭三尉(千葉真一)と長尾景虎夏八木勲)。その切なすぎる決戦の果て、景虎の銃弾(?!)によって絶命する伊庭三尉の死に様に被るように流れてくるあの哀切極まりないメロディー。まさに「これぞ映画!」といえる名シーンだ。

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 それにしても、今から39年前の映画。哀しいことに、このラストに出演する夏八木勲も大前均も三浦洋一も中庸次(神恭一郎!)も既に鬼籍に入ってしまった。時間とは残酷なモノである。しかしこうして未だ彼らの生き生きとした雄姿を拝見できるのも、映画・映像のの持つ果てしないパワーだと改めて思う。



 それにしても、この「ララバイオブユー」は公開直前のCMにも使われていたし、作中も明らかにメインテーマ扱いだったのにもかかわらず、劇中歌に過ぎない松村とおるの曲の方が「戦国自衛隊のテーマ」と銘打たれたのは何故か? 目に見えない"大人の事情"があったのかな?