神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「モンスターバース」はレジェンダリー版チャンピオンまつり?

 今更ネタバレでもなんでもなさそうなんで書くけど……『コング 髑髏島の巨神』のエンドロール後に登場する、あの壁画のシーン。そこに描かれた、怪鳥、三ツ首龍、巨蛾、そしてかの怪獣王のシルエット。これ以上ない劇中予告編といっていい映像だったよ。確か平成ゴジラシリーズでは、最後に次年度の作品タイトルが紹介されていたが、それの何十倍も思わせぶりな“オマケ”シーンだったね。

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 尤も、そうはいっても、天下のハリウッドが「ゴジラ」や「コング」は撮るにしても、「モスラ」や「ラドンロダン?)」、更に「ギドラ」まで映像化するなんて容易に信じられなかったんで、この『Godzilla: King of Monsters』の企画も、正直「眉唾モノ」だった。しかし、人づてにこの『~髑髏島の巨神』の“オマケ”シーンを知り、ようやくその本気度が伺えた。しかも既に撮影は終了した旨の記事を読み、俄然期待に胸が膨らんできたよ(;^_^A

 ところで、ギャレス版『Godzilla』から、この度観た『コング 髑髏島の巨神』、そして『Godzilla: King of Monsters』『Godzilla vs. Kong』と続く一連の流れのことを、今まで暗に「レジェンダリー版“チャンピオンまつり”」と親しみを込めて呼んでたんだけど、実はそれに匹敵する言葉として「モンスターバース」なる呼称があることを知った。意味は「ゴジラキングコングが登場する怪獣映画を中心とするアメリカ合衆国のメディアフランチャイズ」のことで、勿論“チャンピオンまつり”とは似て非なる言葉なんだけど、こういうシェアワールドをハリウッドが本気で考えているには嬉しいことだし、逆に本家日本よ、もっとしっかりしろよ、っていいたくなったねヾ(--;)

 ただ、日本では『シン・ゴジラ』の登場によって、俗に言うマニアを唸らせるようなタイプの、ぞれでいて“社会派”の怪獣映画がもてはやされていくだろうし、反面ハリウッドは「モンスターバース」の一連の作品や『パシフィック・リム』シリーズで、ますます荒唐無稽な娯楽怪獣映画が作られていく、という、70年代とは真逆の事態がしばらく続くんだろうね。

 でも結局の所、この勝負、ハリウッドに軍配が上がると思う………やっぱり理屈より娯楽ですよ!

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これは何だ?!(@_@;)