神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

文月のロケは、怒濤の展開!(制作日誌⑤)

 スケジュール調整のこともあって、『女子高生戦士(JKファイター)☆英あいり』のロケが本格的にスタートしたのは、もう夏の日差し照りつける7月に入ってのことでした。

 まずは入ってすぐの1日。この日は終日のロケを入れました。午前中はロコドル・あいりとしてのシーンロケ。ここでの初参加は彼女の熱狂的ファン・北川功役のけんじ君と、彼女のマネージャー・二階堂卓也役の播野剛さんの2人。花束を贈り、勢い楽屋にやってくる北川の熱狂ぶりを伝えるシーンでしたが、けんじ君は一途なファン役を早くも熱演し、播野さんも、慈愛に満ちたそれでいて苦言も呈すマネージャーぶりが光りました。また、このシーンでは“広島発ヒロインアクションムービー"に連続して参加してくれている“増田三平(by『伍代聖羅』)田中翔貴君もガードマン役で"参戦"、短い中にもしっかり存在感を出してくれました(^^)

 午後からは会場をミスカラ舟入店に移して、屋上でのロケを敢行。ここからは、北川の友人で武芸の達人である滝伸次役の田所敏弘君と、珠美の命を受けて暗躍する暴力団若頭・可部晋吾役の岡雷太君、その舎弟である六階俊博役の井出千将君、須田秀吉役の松岡春人君が合流。先にラストシーンを撮ってから続いてクライマックスの戦闘シーンと撮っていく予定でしたが、この日は記録的な暑さと日差しというあまりにも過酷な状態に、予定を一部変更して切り上げる、という異例の展開になりました。そんな中で、田所君は殺陣指導役も含めて八面六臂の動き周り、岡君は実に表情豊かな貫禄の演技を披露し、前作に引き続き参加の井出君はC調男役をイメージのまんま熱演し、松岡君は武闘派悪しく、激しくあいりに挑みがかる演技が光りました。あいりさんも、初めてのアクションシーンを思い切りよく外連味たっぷりにこなし、暑い中、文字通り"熱く"演じてくれました。それだけに猛暑の環境が恨めしかったのですが撮影はここで終了。これからの日程に不安を抱えつつ、一旦お開きとなりました。

 そして、巷では広島港の花火大会に沸く22日、朝から晩まで詰めての、怒濤のロケの一日を過ごすことになりました。この日のキャストは総勢延べ11名で、入れ替わり立ち替わり登場し、しかも多くのエキストラの方々に集まっていただく、という、実は豪華すぎるロケ日となったのですが、9時のスタートからほぼ22時を超えそうなロケの連続は、目が回る思いでした(;^_^A 

 中心はイベントホールでのロケで、初参加はイベント司会・吉木小百合役の桐生凛子さんと、遠方からやってきたあいりファン・堀江宏役の玉利龍璽203君の2人。桐生さんは、素晴らしい美声の持ち主でまさに司会役にぴったりだったし、玉利君も遠方から来た豪快なファン役を"なり切って"演じてくれました。ここのイベントホールを取り仕切っている「ミスカラプロジェクト」の薬師寺龍広君も、ホール職員・清水次郎役を"まんま"演じてくれて、可部に突き飛ばされて飛ぶ圧巻の演技を魅せてくれました。

 淺からフロア・ホール・屋上・玄関と続くロケはエキストラ方々の活躍もあって大いに盛り上がったのですが、さすがに終わりの方はみんなヘトヘトで、とにかく"大変”に尽きる一日となりました。

 その翌日である23日もロケは続きました。朝は、あいりと仲良し3人娘(中学時代の同級生)のシーンを、太田川河岸、喫茶店で撮影。ここでは笹本礼子役の三浦万里奈さん、芦沢いずみ役の実可子さん、浅倉ルリ子役のせーみさんが初参戦。皆初々しく、三浦さんは“お姉さん”然としてリーダーっぽく礼子を、実可子さんは素直でおっとりとした雰囲気でいずみを、そしてせーみさんはどこかしゃきしゃきした、それでいて笑顔がたえないルリ子役を、イメージのまんまそれぞれ演じきってくれました。とても愛くるしいシーンが撮れたと思います(^^)

 午後からは珠美中心に、喫茶店に併設するライブハウス・社長室・スナックのロケを敢行。ここからキャストは小竹さん、岡君、井出君、松岡君らとバトンタッチし、午前と全く雰囲気の中での撮影になりました。ライブハウスのシーンでは、4人がまさに(役としての)己の感情を剥きだしに演じる姿は圧巻で、そんな中に、あいりのファン・佐竹正二役でIPFの石井清一郎カメラマンが唯一カメラを手放して役を熱演。もともとIPFの処女作『いつも見ていたヒロシマ』で主演を張っただけあって、周りの役者陣に囲まれながら、十分味のある演技を魅せてくれました。そこから会議室に移動。待っていたのは珠美のパトロン・諸富金融・鴨池社長役の須﨑幸彦さん。演劇界の超重鎮にして、本作を含め既に4本のIPF作品に出演している常連役者さんで、今回も外連味たっぷりに黒幕役を時には激しく、時にはおどけながら熱演してくれました。更に移動は続き、最後はスナックのシーン。登場したのは珠美、鴨池社長に、ホステス・富士沢真奈美役の藤岡泰子さん。彼女は前回『天使諜報★神宮寺真琴~狙われた生徒会長~』に出演願ったときも、奇しくもホステス(クラブのママ)役を演じてもらたtので、その演技は堂に入ったもので、社長役の須﨑さんと実にアダルト(大人)の雰囲気を醸し出してくれました。

 そんな訳で、今思うと、一時間近い本作の殆どをこの7月、それも22、23両日で撮りきったような気がします(;^_^A これを以てロケも一段落、その後1ヶ月に近いブランクを迎えることになりました……(制作日誌⑥に続く)


「女子高生戦士(JKファイター)☆英あいり」上映会×ヒロイン解体新書

 主役は広島を拠点に活躍中の現役アイドル、I LOVE U@あいり。

 I LOVE U@あいりが、現役女子高生兼人気アイドル「英(はなぶさ)あいり」役を熱演します! IPFヒロインアクションシリーズならではのアクションシーンも盛りだくさん。 総勢23人のキャストが広島アイドル界を舞台に繰り広げる痛快娯楽作品です!(作品時間55分)

 今回の上映会では監督や出演者によるトークショーのほか、主役のI LOVE U@あいりによるサイン会や撮影会も開催。 自主映画としては画期的とも言えるシネコンでの上映会にぜひお越しください!

日時:2017年 11月26日(日)14:00スタート

場所:イオンシネマ広島

料金:一般 予約1,000円、当日1,200円
       台本&I LOVE U@あいりとのツーショットチェキ1枚付 予約1,500円、当日1,800円

※チケット予約:ご希望の方は、下記のメールフォームに、お名前、人数、チケット種類(一般または台本&チェキ付)、メールアドレスを明記のうえ、お送りください。
メールフォーム→http://form1.fc2.com/form/?id=520097