神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『天使諜報★神宮寺真琴~狙われた生徒会長~』①

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 いよいよクランクインとなったヒロインアクションムービー『天使諜報★神宮寺真琴』。本作品では太極拳の指導者に殺陣をお願いした関係上、主人公は"太極拳法の達人"という設定になったが、それで何かしら香港映画風のタイトルはないかと考えた結果、"天使諜報"なる肩書きを思いついた。こう漢字で書いて、実際には"エージェントエンジェル"と発音する。言うなれば警備員&探偵の様なキャラクターだ。

 さて、08年3月吉日に始まった初日の撮影は某高校とその周辺。サブタイトルが「狙われた生徒会長」となっただけに、シーンの半分近くは舞台となる“厳島高校”で撮ることとなった。ロケ地優先に撮影日程を組んだため、この日は初日にして一番多く役者の出し入れが必要なロケとなったが、撮影監督の方がキャスト面においてもプロデューサー顔負けの人選をしてくれたので、その最大の問題は一気に解消。音声も「難しければ“あてレコ”」と最初から割り切っていたので、早朝から夕刻まで及んだ撮影も、滞りなく終えることが出来た。

 2日目は午前中にスナックを貸し切ってのロケを行い、それから再び学校周辺へ。主人公真琴が、生徒会費横領の濡れ衣を着せられた失意の生徒会長・江津子と出会い語るシーン(写真上)を中心に行った。ここでも撮影監督が大いに活躍。私ならば決して思いつかなかった、動きのある長尺ワンカットを事も無げに取り上げてくれた。公演のシーンでは、主人公ウルトラCの業も披露!

 3日目ともなると、役者のメンバーも替わり、早朝はまた学校周辺で撮ったものの、それ以後は広島ロケで有名な『カスタムメイド10:30』にも登場した巨大な架橋の下や、広電電車電停下地下通路でのアクションシーン(写真下)など、様々な場所でのロケを敢行した。またこの日には、自らも太極拳の講師を務める殺陣師も加わり、キャストと初対面ながら、すらすらと殺陣をつけ、役者陣も喜々として演じてくれた。それを撮影監督がが流れるようにカメラに収めてくれたのは言うまでもない。

 三連休全てを連続してロケに費やしたおかげで、この時点で作品のほぼ8割強が終了した。そんな驚異のペース(実際プロのドラマの現場もこんなのだろうが)で撮影は進んでいった……(まだ続く)