神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

映画観賞の“ターミナル”

 ここ数日、家族の事情もあって、普段は行くこともない「広島そごう」へ通うことがあった。何故縁遠いかというと、ひとえに駐車料金の高さに尽きる。いくら中心部とはいえ、こんな地方都市で30分220円ってのはどうしても解せない。だから車での移動が多い身としては、日頃はどうしても無料駐車の郊外大型スーパーにばかり足が向いてしまう。そんな訳で、ホント久しぶりの来店となった。

 最後に来たのはもう十何年前だろうってくらい久々だったんだけど、逆に得も言われぬ懐かしさにとらわれてしまったよ(;^_^A 思い起こせば、まだ自家用車なんて持つこともままならない学生時代は、逆に頻繁に通っていたことを思い出した。

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 この「広島そごう」はこの地にかつてあった「広島バスセンター」の敷地の上に建っていて、建物の半分は「広島バスセンター街(今はアクアだったかな?)」のテナントで、しかも建物の3階部分が本当にバスターミナルになっている、と作りの複合デパートだ。

 高校生の頃、映画館と言えば広島市街地の中心に殆どあって、郊外に住む私にとっては、バスで中心地に向かうことでしか映画を鑑賞することができなかった。そこでバスに乗ってこの「広島そごう(広島バスセンター)」で降り、そこから徒歩で映画館に向かい、鑑賞後、再びこの「広島そごう」に戻り、オアシスのカレーか、別の店の「穴子丼」を食べてから、少し店内をぶらぶらした後、バスに乗って帰る、というのが、映画観賞のスタイルだった。

 また、当時は一緒に映画を観る同級生にも恵まれていて、主題歌の「Eye Of The Tiger」が良かったからと『ロッキー3』に誘われていったり、『ブルースブラザーズ』の招待券が手に入ったからと誘われてお礼に「穴子丼」を奢ったり、といろんな友人といろんな映画を観たものだった。『マッドフィンガーズ』『格闘技オリンピック』『クジョー』『カリフォルニアドールズ』『ダーティファイター 燃えよ鉄拳』『少林寺2』『新Mr.Booヒルの警備保障』などなど、いろんな映画を観たけれど、殆どがB級で、洋画で、劇場は大抵が今は亡き「広島リッツ劇場」だった。

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 最近余り通っていなかったことが幸いして、件の「広島そごう(広島バスセンター)」には、今でも当時の面影を垣間見ることができる。今回の久々の来店で、あたかもタイムスリップしたような、何とも懐かしくくすぐったいような気持ちに包まれてしまったよ(;^_^A