神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

やっぱり彼らも高校生だな(^^)

 思い返せば前日(22日)、元広陵出身で2007年の悪夢を体験した広島・野村祐輔がこれまた悪夢の3連発逆転サヨナラ負けの“立役者”となった辺りまでは、「これも事前の“厄落とし”」位に考えていたが、翌日の広陵敗戦、カープ二夜連続のサヨナラ負けに鈴木聖也のまさかの骨折・今期絶望ときて、更にその翌日もあり得ない三夜連続サヨナラ負け&マジック消滅と続くと、さすがに「これは何なんだ!」って思いに駈られたね(-_-メ;)

 そのうち、広陵決勝敗戦に関しては、気持ちの整理もつかないまま、昨日のブログで“吠えて”しまったけれど、今日下記のスチールを見て、ちょっとホロッとさせられてしまったし、昨日の文章も少しは満更でもなかったかな、って気持ちになったよ(;^_^A

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 あの日、おそらく多くの広陵OBは試合終了と同時にテレビを切ってしまったろう。勿論その日の「熱闘甲子園」なんて観もしなかったろう。でもそんな「熱闘甲子園」の中でも、ここのスチールの光景が一部放映されたらしい。我々からすれば、4度の悲願に立ち塞がった花咲徳栄の選手なんて“悪夢”のような存在に見えただろうし、負けた広陵の選手がさぞかし不憫に思えただろう。しかしこのスチールにはその両雄が、屈託のない笑顔で一枚の写真に収まっている。中にはこれを見て「お前らヘラヘラして……少しは口惜しゅうないんか!」なんて思う人もいるだろう。しかしこれこそ、真の現役高校生なのである。

 彼らがこんな清々しい気持ちで、また明日からの人生に励み、そんな後ろ姿を観て下の子らが頑張れば、我々のプライドなんかとは関係なく、これからも自分たちの野球人生を謳歌してくれるだろう。もう彼らに伸び伸びさせてやろう(^^)

 来年は夏の甲子園は100回の節目を迎えるわけだし、連覇なんてとても難しいことを考えたら「99回」なんて半端な年に頂点に立つよりは、節目の「100回」記念に何かでっかいことを起こしてもらいましょうよ(^^) いやいや、この記念大会に出場できたら、それだけで“メモリアル”だよ(^^)

 やっぱり彼らも高校生だって思わせてくれる、ホッコリしたスチールに、少しは「気分転換」が出来たかな(;^_^A



 「ノーサイド」の言葉が思い浮かぶ。今大会で、私の最も印象深い1枚が撮影できた。

  第99回全国高校野球選手権大会も、14日間の熱戦を終えた。本塁打数の大会記録を更新するなど、今年もさまざまなドラマがあったが、私が取材に加わったのは決勝戦のみ。広陵・中村奨成捕手が大きな話題となっていただけに、彼の本塁打をカメラに収めたかったのだが残念ながらかなわなかった。

 試合が終了し、閉会式が行われた。両校の表彰式、行進など、必要な写真はそろっている。あとはグラウンド内で優勝、準優勝校の記念撮影が行われるが、「記録程度の写真か。1枚撮っておけばいいかな」と考えていた。

  大会関係者から「帽子交換をしての記念撮影」と、呼び掛けがあった。何気なくファインダーをのぞくと、はにかむ様子もなく帽子を手渡す高校球児たちの姿が。試合直後は悔しさに涙を見せた広陵・中村捕手(中央)にはもう笑顔が戻っていた。花咲徳栄・岩瀬誠良内野手(同左)の2人を中心に、他のナインにも笑顔が広がっていた。(デイリースポーツ・北村雅宏)