「ハチロク」とは何ぞや？

　昨日の朝は、日本人の生活を破壊する“隷米反日（と敢えて書く）”国家元首と与党公認の市長による世紀の茶番である記念式典を観るはずもなく、ＣＡＴＶで流れていたかの名作『ふたりのイーダ』を観賞。広島東洋カープ初優勝に沸く1975年の広島旧市内でロケした、悲しくて切ないファンタジーに心洗われる時間を過ごした。

　ところで、最近はあまりその名を聞くことがなくなったお笑い芸人「8.6秒バズーカ」。彼らの芸名の中の「8.6秒」を以て、彼らを広島の原爆を愚弄する「反日芸人」と揶揄した輩が、彼らがブレイクした時にしきりにいたんだけれど、そんな輩は、かの大手日本企業トヨタが「トヨタハチロク」なる乗用車のブランドを展開して、しかもその「ハチロク」の格好いいロゴまでこしらえていることに関しては、何も言及しないってのは、いかがなものか？

　中にはその「ハチロク」ロゴを星条旗に模したものもあって……広島にとって、日本にとって…否、世界にとって由々しき、アメリカによる「８．６」の原爆投下を想起させる「星条旗ハチロク」ロゴを平気でこしらえてしまう日本企業トヨタの無神経ぶりには正直辟易するよ……

　先の大戦で数多の日本の同胞の命を奪い、非人道的な空襲や原子爆弾によって国土を破壊した“鬼畜米”に尻尾を振り、核兵器で国民を蹂躙したことで米国への怒りをぶつける市民を“アカ”と差別する、今のウヨクって、まさに反日の極みじゃないか？　悔しかったら、再び「鬼畜米英」と叫んで、国内から憎き米軍を追い出すことこそ、「攘夷」なんじゃないか？　

　それが出来ないのならば、看板を「隷米反日」に掛け替えたらいかがかな？