神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

我が家の「ウルトラ“5”」再び

 先月の話だったか……家族と郊外に出掛けた時、立ち寄ったスーパーの2階で、カブトムシの幼虫を限定25匹進呈する、って子供向けの企画をやっていた。もっとも、そのスーパーに行った時点で夕刻が近かったので、さすがにもう無いだろうと思っていたら、思いがけずそのコーナーには10匹程度の幼虫がまだ並んでいた。

 しかしながら、相手は生き物、しかも小さなビニール袋に僅かばかりの腐葉土とともに入っていた状態だっただけに、とても生きながらえそうにも思えず、私としては躊躇したが、それでも娘たちの希望もあって人数分、2匹の幼虫を引き取ることとなった。

 その日は帰りが遅かったので、多少の水分とともにそのままで放置し、翌日改めてネットで幼虫の飼い方を調べてから、飼育容器とその他諸々の材料を仕入れて、本格的な飼育をスタートさせた。

 実は、以前このブログにも書いたことがあるが、4年ほど前、我が家に突如舞い込んだヒラタクワガタの雄を、およそ2年にわたり飼育した(2度の越冬!)経験があり、その経験があってか、そんなに戸惑ったり慌てたりすることもなかったんだけど、今回は幼虫なんで、幾分勝手が違って、ただただネットやペットショップで仕入れた情報をもとに、殆ど生還するしかなかった。

 最初は寝てても気づくくらい容器の腐葉土の中で激しく音を立てて動いていた幼虫も、やがて土の中に籠もったままになり、俗に言う「さなぎ」の段階に入ったんだと認識した。それからしばらく生きているか死んでいるか分からない状況が続いていたが………

 そんな中、家族が妙なことを言い出した。夜になると、テレビ台の下の方からカサゴソ音がするのだそうだ。まるでネズミか何かでも潜んでいるかのように……。最初は一笑に付していたが、あまりにも不安がるので、気になって飼育容器の一つを見ると、コバエよけのネットがずたずたになっていた。そこで、TV台の近くの床に小さなゼリーを置いて、電気を消してしばらく佇んでいたところ、例のガサゴソの音が。その辺りに懐中電灯の明かりをかざしてみたら、立派な雄のカブトムシがでんと構えていた!

 件のカブトムシは、かつて我が家のヒラタクワガタくんの巣箱だった大きな水槽で今は悠々自適な生活をスタートしている。人見知りなのか、日中はずっと腐葉土の中に潜りっぱなしで、皆が寝静まった頃を見計らうかのように明け方まで動き回っているらしい。隙あらば逃げたがっているようでもあるが(;^_^A

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 まだもう一匹の「さなぎ」の動向も気がかりながら、2年前のヒラタクワガタくんの臨終によって欠番になっていた我が家の「ウルトラ“5”」の後釜がようやく埋まったようだ(;^_^A