「沙織」のプロタイプは「笹笛お紋」?
「ヒロインアクションムービー」のブログとして、『快傑ライオン丸』に触れるにあたり、どうしても避けて通れないもの、それはご存知「沙織」! 彼女を置いて他にない(;^_^A
設定上、彼女はくノ一。しかし全身黒装束の無粋な出で立ちではなく、ブルーを貴重とした実にカラフルな着物に身を包んでいる。しかも太股を惜しげもなく晒した俗に言う“ミニスカ”衣装。当時の女性の着物の概念を全く無視した、それでいて実に機能的な出で立ちである。ここら辺は、もしかしたら大映で安田道代(大楠道代)が演じた女侠客ものの異色作『笹笛お紋』の主人公・お紋役の姿の影響下にあったのかも知れない。
それにしてもこの沙織、スチールなどで観ると、何とも武骨で野暮ったい雰囲気を醸し出しているが、実際に映像で観てみると、実に表情豊かで、女性の特有の丸みを帯びた雰囲気や艶ぶりを遺憾なく発揮していて、特に常套句「小助ちゃん」のイントネーションが実にホンワカしていて惚れ惚れする(;^_^A
まだ観始めて間がないが、既にデーモン一族に捕まって宙づりに縛られる“ヒロピン”シーンまで演じてくれていて、興味は尽きないヾ(ーー ) これからの活躍を(とはいっても既に四半世紀近くに完結したドラマだが)大いに期待したい(;^_^A
それにしても沙織を演じる九条亜希子はこのドラマ主演が馴れ初めで、主人公の潮哲也と結婚したんだったよな。なんともいい話だ(;^_^A