神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『女囚セブン』 剛力彩芽の“クールビューティ”っぷり!

 遅まきながら、遂に『女囚セブン』を観た! 第3話にしてようやくの“参戦”(;^_^A

 さすがに最近の、しかもTVドラマなんで、往年の東映ピンキーバイオレンス(PV)のノリを期待するのは難しいし、ピンクの女囚服といい、映像からはそんなに暗くジメジメした雰囲気は沸いてこない。しかし、明るい画面とは裏腹に、実に複雑かつ観念的な人間模様がイジイジと描かれる昨今のドラマの比べて、本作『女囚セブン』は70~80年代のドラマのように、とてもわかりやすい“シンプル且つストレート”な描写になっていて、しかもクールかつ過激な展開で、久しぶりにワクワクするドラマに仕上がっているようだ(;^_^A

 とりわけ、主役・神渡琴音を演じる剛力彩芽が素晴らしい!(*^^*) 無実の罪で収監された元京芸奴という設定ながら、陽性の映像からかそこまで陰惨な雰囲気がなく、逆に彼女が花園刑務所の中で、全てを悟りきって余裕かまして女囚生活を続けているように見えるから不思議だ。また彼女の達観したような無表情さもいい。どんな惨い仕打ちを受けても全く変わらぬ表情。それはあたかも『子連れ狼 死に風に向う乳母車』で、身代わりとなって凄惨な拷問を受けながら顔色一つ変えなかった拝一刀(若山富三郎)や、『0課の女 赤い手錠』で、敵のアジトに侵入するも捕まり、激しい暴行を受けながらも全く無表情だった零(杉本美樹)に匹敵するカッコよさである。しかも普段は殆ど口をきかず(ここら辺も『0課の~』の零のよう!)、クライマックスにここぞとばかり京訛りで一気にまくし立てる展開も秀逸! 決して悲劇のヒロインとしては描かず、且つ「耐えて頑張る」といった湿っぽさも感じさせない。そしてどんな局面も最終的には逆転技で自ら利用するという、いやはや何ともクール且つ絶対的なヒロインが誕生したものである(;^_^A

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 毎回同じ房の女囚をつぎつぎと追い詰め且つ懐柔する展開は、タイトル『女囚セブン』」から想像した、「やがて7人が徒党を組んで、巨悪に対抗する」というストーリーに近づいているような気がするが、それまでに“剛力”琴音には毎回しっかりイジメ抜かれてその分ますます強靱なキャラに成長してほしいと思うよ(;^_^A

 深夜の枠ってのが惜しいくらい、これは剛力彩芽出世作になる予感がするね(;^_^A 今夜の第4話が今から楽しみだ(;^_^A