神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

“完全無欠のスカーレット・ヨハンソン”再び

 俗に言う“完全無欠のヒーロー”としてまず脳裏に浮かぶのは、何といっても劇場版『子連れ狼』の“トミー版”「拝一刀」や“勝新”“たけし”が演じた『座頭市』(“香取”は入れない!ヾ(ーー ))、そして『コマンドー』や『プレデター』『イレイサー』『トータルリコール』での“シュワちゃん”、そして何といっても『燃えよドラゴン』の“ブルースリー師匠”だったりするが、これが“完全無欠のヒロイン”だったら、一体誰が挙げられるのか……“志穂美の悦っちゃん”?………ノンノンノンヾ(ーー ) 何を隠そうその方は、『LUCY』以外に考えられない。劇中、特殊な麻薬の副作用で脳の100%まで使い切る能力を身につけ、その結果物理の法則まで変えられる究極・最強のヒロインに変化したルーシーは、演じるスカーレット・ヨハンソンのクールビューティな演技によって、“最強”の称号を与えるのにふさわしいキャラクターとなった。

 彼女は他にも、「アベンジャーズ」メンバーのブラックウィドウ役だったり、『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』では『『スピーシーズ』顔負けの、「男喰い」のエイリアン役まで演じるなど、まさにハリウッド版“こっち側”の女優だが、そんな彼女が再び、究極のヒロインを、しかも日本原作のキャラを演じてくれているらしい。その作品こそ『攻殻機動隊』のハリウッド版実写ムービー『ゴースト・イン・ザ・シェル』だ。

イメージ 1

 実は原作の『攻殻機動隊』に関しては殆ど知識(そして興味)がなかったので、「原作・日本」といわれても今ひとつピンと来ない。しかし、人間らしさをそぎ落としたサイボーグとして、表情を殺した演技をする、そして最新のCG技術(中にはCGと思わせて実はそうではない、ってビジュアルもあるようだ)に包まれている姿が実にかっこよく感じられる。物語を知らなくても、逆に新鮮な気持ちで作品を観賞出来るから却っていいかもしれないし(;^_^A
 思えば『LUCY』も全く予備知識がないままネット上で予告編映像を観て「なんだこれは……!?」と圧倒されたのが、後に『GODZILLA』とシネコンでハシゴして観賞するきっかけ(原動力)にもなったし、本作ももしかしたら「DVDレンタル開始まで待てない!」とばかりに、一両日中に劇場に足を運んでしまうかもしれない。もう封切られているしね(;^_^A

 この原作のアニメを演出した押井守監督の作品って正直どうも食指が動かなかったりするんだけれど(だから『パトレーバー』もまだ1作も観ていないし、『紅い眼鏡』も途中で頓挫してしまった……)、でもこれで事前情報を積極的に探すこともないだろうから、逆にそれが「先入観を持たずに観る」原動力になるかもね(;^_^A