神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

自分で"ヒロインアクションムービー"を撮ってみた

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 何はともあれ、06年11月に『令嬢探偵★モロボシアイ』は何とかクランクアップした。

 元来、東京から来るスタッフキャストを当て込んでの制作だったが、色々あって、結局多くの広島映画人にも協力を仰ぐ(手を煩わす?)ことになってしまった。もっともその時出来た様々な人脈のおかげで、その後本気で自作(自監督作)の"ヒロインアクションムービー"を撮る気になったのだが……

 以前にも書いたが、今から四半世紀も前に一度チャレンジして頓挫した企画『~狙われた生徒会長~』、そのリメイクがまず思いついた。しかしながら、今更『スケバン刑事』を撮るのも、版権の問題(特に松浦亜弥版の公開直後)などもありなかなか難しい。そこで主人公のみオリジナルのキャラクターに変え、極力当時の台本を活かしながら映画が作れないか、との考えから、企画はスタートした。

 さてこの企画は、当初『モロボシ』現場で知り合った、映像に大変意欲的な女優さんとの話し合いから始まった。ただ、こんな時期(07年末当時)に企画を出せたのも、幼子を抱えるカミさんが一時実家で過ごし、その間自分が家で一人暮らしになる、といった条件が揃っていたからだった。しかし、その後台本の方が遅々と進まないという私の不手際もあって撮影日程が予定通りいかず、申し訳ない事に当初予定していた役者さんの都合に合わなくなってしまった。結局『モロボシ』でも人選に尽力頂いた方との相談の上、別の役者さんが主役を務めることになった。

 撮影期間は08年3・4月の2ヶ月間。延べ撮影日数5日間。規模的には『モロボシ』と一緒だが、前回と違うのは私自身が演出をしなければならないということ。ただこの点は、“撮影監督”的な活躍を見せてくれた優秀なカメラマンがスタッフについてくれたおかげで、全てフォローしてもらえた。

  そうやって新企画『天使諜報★神宮寺真琴』の撮影は開始されるのであった(続く)