神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『怪獣総進撃』パンフレット今昔

 昨晩、去る22日に女子高生人質事件が発生した某大型スーパーの書店(http://mainichi.jp/articles/20170123/k00/00m/040/088000c)に行った際、ちょっと酔っていて気が大きくなったせいか、思い切って「ゴジラ全映画DVDコレクターズBOX(7)」を買ってしまったよ(;^_^A
  
 で、どうして新刊でもないこれを購入したかというと、DVD以外の特典として、シリーズの他の作品同様、復刻版のパンフレットが同封されていて、この回が『怪獣総進撃』だったからだ。実は私にとって初の映画鑑賞は『怪獣島の決闘 ゴジラの息子』だったのだが、我が家に現存する一番古いパンフレットは、この『怪獣総進撃』のものなのである。もう40年近く前の代物なんですっかりぼろぼろになってはいるが、当時としては意外としっかりした作りになっていて、今日に至るまで何とか保存されて残ってきた(それ以外の昭和ゴジラの現存パンフは『メカゴジラの逆襲』のみ)。

 そこで早速新旧2冊を比較したのだが、流石に紙質はペラッとしてはいるけれど、新しい方はやはり綺麗で、今思うと貴重なパンフをここまでぼろぼろにしてしまった当時の“ちびっ子ギャング”だった自分の所業が少しは贖罪されたような、何とも不思議な気分になったよ(;^_^A

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左がこの度の復刻版、右が1968年発行のオリジナル版

 さてこのパンフの目玉は、真ん中のページに掲載されていた「飛び出す絵本」のページだ。こちらの方は、オリジナル版は購入時に既に完成していたが、復刻版は「自分で作りなさい」とばかりに、貼り付ける用紙が台紙のまま折り込んであるのみ。ここら辺はやっぱりオリジナルが親切だったよな。

 ところで、この「飛び出す絵本」の中央で口をぱっくり開いている怪獣、てっきりメインのゴジラだと思いこんでいたが、よく見ると後方のパノラマの中にしっかりゴジラは存在している。ではどの怪獣がいないのかな? って探したら、判りましたよ「ゴロザウルス」!(;^_^A  確かにこの中央の怪獣の姿にそっくりだ。それにしても本作を含め僅か2作品の登場ながら、このポジションを仕留めたとは、よかったねゴロザウルスくん(;^_^A

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左の台紙にパーツを貼り付けると、右のようにパノラマの完成 そして“センター”のゴロザウルス君(;^_^A

 そういえば、このパンフには登場する怪獣のプロフィールが掲載されていて、その中には過去のゴジラ映画には登場せず、私の認識外の怪獣もいた。「バラン」「バラゴン」がそれなんだが(ちなみにゴロザウルスの出る『キングコングの逆襲』はすでに観ていたし、「マンダ」の登場する『海底軍艦』は本作の併映作品〈リバイバル〉だった)、うちバラゴンの初出演作品のタイトル『フランケンシュタイン対地底怪獣』ってのには驚いたね。どんな映画だろう? 怪獣映画に出てくるフランケンシュタインってどんなに恐ろしいんだろう! なんてタイトルの文字を観ただけで震え上がったものだった。そんなことも微笑ましく懐かしく思い起こされる。

 確か、この上映形態(新作特撮に旧作のカップリング)が後の「東映チャンピオンまつり」形式に継承されていったと思うんだけど、こういう子供たちの夢に特化した、パンフレットも含めたメディア展開は実に楽しい。ウチの次の「広島発ヒロインアクションまつり」にも何とか行かしてみたいものだ(^^)