神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

絶望的ヒロイン

 一時期、とはいってもウン十年前の話なんだけど……ホラー映画にハマっていたことがあり、当時普及し始めたレンタルビデオはおろか、かの『死霊のえじき』に至ってはわざわざ劇場(今は亡き広島の東映パラス……だったと思う……)まで観賞に行ったこともあった。ただこの“ゾンビもの”って、どうしても絶望的な展開しか期待できず、観ていて気が滅入ってしまう。

 そんなわけで、その最たるものでもある“バイオハザード”シリーズでは、如何に主人公のアリス(ミラ・ジョヴォビッチ)が“超人過ぎる”最強のヒロインであっても、あの“アンデッド”の絶望的な群れを相手にしてはまさに「多勢に無勢」。八面六臂の活躍も追いつかないよ、とため息が出てしまう。

 もっともこの“ヒロイン”と“ゾンビ”のカップリングは、ゲームや漫画の影響下、映画・ビデオ界では殊の外相性がいいらしく、様々な作品が世に送り出されている。先の『バイオハザード』は言うに及ばず、ゾンビに喰われた片足にマシンガンを装着した“片足マシンガール”ことチェリー(ローズマッゴーワン)が活躍する『プラネット・テラー』、国内においても『血まみれスケバンチェンソー』『お姉チャンバラ』から“ウンコゾンビ」が強烈な井口監督の『ゾンビアス』に至るまで枚挙に暇がない(カミングアウトすると未見のものもあり……ヾ(ーー )。群がるゾンビを日本刀で、マシンガンで、チェーンソーで無慈悲にバッタバッタと粉砕していくシーンが、その手のファンをスカッとさせるんだろうな(;^_^A ただ変な話、低予算の作品の方が逆に予算の関係でそんなにゾンビエキストラを出せないだろうから、きっとゾンビも“有限”で、希望的な結末を期待できるかもしれない。やっぱりヒロインアクションはスカッとハッピーエンドにならないと……って昨今のCGを使えば、安価で絶望的な人数のゾンビをスクリーンに出せるかもしれないか……嗚呼(ノ_・。)

 というわけで、今日のお題は「絶望的ヒロイン」でした……タイトルから“ヒロピンネタ”と期待した方々がいたら、ご免なさいね(;^_^A

 ちなみに、この“モダンゾンビ”を創造したジョージ・ロメロ御大が、もしこのソンビというキャラ設定を特許申請していたならば、今頃巨万の富を築いたことだろうね。それくらい古今東西モダンゾンビがあふれかえっているよ(;^_^A

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こちらはタイトルこそ『女子高生“ゾンビ”』なんだけど、正真正銘女子高生がゾンビになった話らしい(;^_^A