神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

2017 ヒロイン考

 当映画制作団体イチヱンポッポフィルムの「広島発ヒロインアクションムービー」も今年で11周年を数えることとなった。昨年10周年を迎えたので、次なる目標は「シリーズ10作品」ということになるが、完成間近の『台車ガール』(斉藤克幸監督)を入れてもあと残り2本。果たしていつどんな作品になるのだろうか……

 第一作の『令嬢探偵★モロボシアイ』からバトンを受けて、当方で撮った作品が計6本、トータル4人のヒロインを登場させたが、今はその次のキャラ及びアイテムについて思いを馳せている。

 「モロボシアイ」の時には被害者も出て、悪党も死によってその罪を償わせられる展開であり、それなりの武器も登場したが、当方が手がけた「神宮寺真琴」も「葛城アキ」も「八城忍」も「伍代聖羅」も、基本的には素手の拳法によって相手を打ち倒す(でも殺さない)というパターンで来た。その背景には、ガンエフェクトが技術・機材両面でとても出来ない、というのもあったし、一見ひ弱そうな女性が大の男を接近戦で伸していく、というシチュエーションにかっこよさを感じたからだ(別に被虐趣味はありませんよ! 一応言っとくけど……ヾ(ーー ))。勿論、かつての東映アクションに欠かせなかった『女必殺拳』こと志穂美悦子の華麗な活躍もその根底にはあったし……(;^_^A
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 しかし、東京の盟友稲葉監督の『アイドルスナイパー』シリーズで、スナイパーの黒泉響子の狙撃シーンや一文字沙也加のソード(刀)アクションの格好良さに感激したり、もともと80年代東映系ヒロインアクションの『スケバン刑事』や『少女コマンドーIZUMI』などで、ヨーヨーや果てはバズーカ砲まで登場したことを考えると、何か新ヒロインにはアイテムも必要なのかな、って思案中であったりする(;^_^A

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 例えば国分佐知子の『SAKI 鮮血のアーティスト』の主人公サキのように、ナイフによるクールな攻撃や、前出の『アイドルスナイパー』のような拳銃によるアクション、もしくは『スケバン刑事』のヨーヨーに匹敵するような特殊な思いがけない武器などを持たせるのもいいかもしれない(これに関しては、現在試案あり)

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 ただそれをやってしまうと、必然的に悪党を殺害してしまわないと物語は終わってくれない。まあそれなりに究極の悪党を登場させてとことん悪事を働かせささやかな人々の幸せを奪わせて、「こいつぁ絶対許せねぇな」と思わせるキャラに仕立て上げればいいんだろうけど(その際には今世の中でリアルに国民を苦しめている輩の名前でもつけてやろう!)、そこまで踏み込むか否か。後はエフェクトの問題だろうね……(;^_^A

 まあ、あまりマンネリにならないように、ストーリーも含めて今後いろいろと思案してみよう……ただ今までの“王道”パターンもまた捨てがたいので、結局“いつも通り”になってしまうかもしれないけど……

 何はともあれ、そろそろ次回作に向けて起動していきたいと考えてる(;^_^A