神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『令嬢探偵★モロボシアイ』(by広島発ヒロインアクションまつり)

「広島発ヒロインアクションまつり2016」で上映される作品①

『令嬢探偵★モロボシアイ~広島より愛をこめて~』
  
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 今年10周年を迎える“広島発ヒロインアクションムービー”シリーズの、記念すべき第一作。本物の原爆ドームを一目見ようと、執事のウィンダム佐藤を引き連れて、東京から遙々広島までやってきた財閥令嬢・モロボシアイが、平和公園内で若者たちに絡まれていた看護師の岡めぐみを救ったことから、彼女が務める病院の厄介になり、そこで起こった殺人事件に図らずも介入していく、と言うのがストーリーであり、2006年11月初頭に怒濤のロケを敢行して完成した。

 芸能事務所所属のアイドル候補生だった主演・アイ役の宮沢ひなた、『赤山洋太郎の一日』(稲葉奇一郎監督)主演を筆頭に数多の映画出演を誇るウィンダム役の佐藤ザンス、ドラマ・Vシネで活動を続け『豪快エロ坊主』(高橋亨監督)の主人公役が有名な松本航平、そして、かの『君の名は』の新海誠監督の奥方にして、自らも『VERSUS』(北村龍平監督)の主人公役をはじめ、映画・ドラマ・舞台で活躍する、女優の三坂知絵子も看護師・めぐみ役で出演している。この4人に高橋監督と岸野カメラマンを加えた6人を東京より招聘し、そこに広島の映画・舞台で活躍する多くの役者・スタッフを加えたコラボメンバーで、平和公園アステールプラザ界隈・某学校施設などを主なロケ地にして、撮影は行われた。

 エロ坊主役の松本氏の殺陣によるアクションの妙や、一部CGを駆使しての映像も相まって、圧巻の娯楽映画に仕上がっている。他のシリーズと異なり、かなり過激な設定・描写があるのも特徴的である。

 ちなみに本作は、2008年5月に封切公開し、翌2009年5月の『天使諜報★神宮寺真琴~狙われた生徒会長~』の併映として上映して以来、今日まで上映の機会に恵まれなかった(「ひろしま映像ショーケース」等にも出品していない)という点で、処女作でありながら“幻”の作品と化していた(東京ではその間、監督の手によって上映されたみたいだけど……)が、今回制作10周年を記念して、8年ぶりの上映と相成った。

 タイトルや主人公のキャラ設定など、後の“ヒロインアクションシリーズ”に多大な影響を与えた作品という点も観ていただけたら幸いである。


※映像中の上映日程・URLは過去のものです(詳しくは下を参照のこと)

脚本・監督  高橋 亨
音楽  桃井聖司
撮影  岸野 渉
殺陣  松本航平 他

出演  宮沢ひなた
      佐藤ザンス
     三坂知絵子
     吉本 武史
     中山 育雄
     藤岡真由子
     宮沢 友幸
     松本 航平 他


「広島発ヒロインアクションまつり 2016」

■日時  2016年11月27日(日) 第1部13:00~(開場12:30) 第2部15:30~(開場15:15)
■会場  横川シネマ!!(広島市西区横川町3-1)
■入場料 \1.200 (前売\1,000)
       ※第1部・第2部共通入場券 ※イベント開催中は半券提示で再入場可
       ※前売りチケット予約メールアドレス 
ichienpoppo@gmail.com
■上映作品
 第一部
   『令嬢探偵★モロボシアイ〜広島より愛をこめて〜 」27分
   『天使諜報★神宮寺真琴〜市民の敵は場外へ飛ばせ!〜」27分
   『電光石火☆八城忍」52分
 第二部
   『ベビーフェイス』12分(東京シネマペロ作品)
    『一文字沙也加』15分(東京シネマペロ作品)
    『アイドルスナイパー2ダークリベンジ』56分(東京シネマペロ作品)
    『学園特捜☆伍代聖羅~戦士の休息~』24分
※終了は18:00頃