神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

2人の“私の”「シンデレラ」

 今日知ったことだが、どうも実写版の『シンデレラ』が、ディズニー資本で映画化されたようだ。このお話、究極の“ハッピーエンド”劇だが、そこに至までの過程が“必殺仕掛人”なみにハードで、エグい“継子いじめ”が展開したり、原作では王妃の地位獲得の条件である“ガラスの靴”を無理矢理履かせるために、実の娘の足先を切断したり等々、なかなかヘビーな場面が展開する。昨今の実写映画化故に、そこら辺の場面の妙にリアルに描写されるのではないか、との危惧もあるが、「終わりよければ全て良し」を絵に描いたような“予定調和”の作品だけに、結構ヒットするのではないか、と思う。

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 さて、この「シンデレラ」という呼称、個人的には結構思い入れがある。それというのも、映画製作を初めてもうすぐ30年、そして現在制作中の『電光石火☆八城忍』で、晴れて監督作品20本をカウントする私の作品群の中で、この「シンデレラ」をタイトルに据えた作品が2本もある。88年製作の『午下がりのシンデレラ』と、09年制作の『天使諜報★神宮寺真琴~シンデレラの懸賞金~』がそれだ。

 うち『午下がりのシンデレラ』は8ミリフィルム制作で、主宰する映画製作団体イチヱンポッポフィルム(IPF)の2作目に当たる作品だった。主人公の紙屋真理子が、“マリッジブルー”から結婚間近に里である島を飛び出し、その後を婚約者が追う、という展開で、“シンデレラ”なのは、婚約を解消するか否かの決断を、婚約者の男性が、島に帰る午後0時(午前12時)発のフェリー出航までに、彼女が港に訪れるかどうかに賭けた点であった。主人公を務めた丸古珠子さん(当時)をはじめ、スタッフキャストの頑張りもあって、翌年の日本映像フェスティバル(日テレ主催)のドラマ部門で、栄えある優秀賞を戴いた。思えばIPF初の受賞作品となった。

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 それともう一本の『~シンデレラの懸賞金』は、06年に始まり、今も連綿と続く“広島発ヒロインアクションムービー”の第4弾として、また「神宮寺真琴シリーズ」第3作として製作された作品だ。結婚式前日に誘拐された“略奪された花嫁”毛利満里奈を、興國警備保障のエージェント(主人公)の神宮寺真琴が救い出す、いうストーリーで、この作品における“シンデレラ”展開は、花嫁・満里奈を、結婚式開始直前の午後0時(午前12時)までに救い出さなければ計画が不履行になってしまう、という点であった。劇中、マネージャーの真船桂が「シンデレラのエスコート役よ」と呟き、それに主人公の真琴が「差し詰め私は“カボチャの馬車”かな」と嘯くシーンもそれに当たるかもしれない。それはともかく、この作品でも、毛利満里奈役の古山渚さんが八面六臂の活躍を魅せ、なかなか楽しい映画に仕上がった。

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 そんなわけで、個人的には「シンデレラ」という名には格別の思い入れがある。実は今回公開される『シンデレラ』は同時に『アナ雪』の短編ムービーも公開するらしい。となると、「アナ雪大ファン」の娘がいるだけに、この作品を劇場公開で観ることになるかも知れない………

※タイトルで釣られた方、ゴメンなさいね……