アクション監督への茨の道
“広島発ヒロインアクションムービー”最新作『電光石火☆八城忍』のロケは昨年末に一旦終了し、この年末年始は専ら撮影箇所の編集をチビチビやっています(^^)
さて、今回はアクションも多いということで“コンテは頭の中”で即興的にカット割りをして撮っています。その過程で、予定のカットを撮り終えた後、ふと思い立っていくつかの演技を“衝動的”に再度撮り押さえたりしたのですが、それがいざ編集、という段になって、不思議と「その『押さえカット』がなければ映像が繋がらないところだった」と肝を冷やす場面に何度もぶち当たりました。
この事態は、本来、我が事前準備の甘さを反省しなければならないところなのですが、その反面、無意識ながら現場でそんなカットをきちんと押さえておく所に、「ああまだ自分の映画の感性はさび付いていなかったな」とちょっぴり嬉しくなったりもします。「やはり映画は我が“血肉”なんだな」と。
3年ぶりの現場、ということで、体力的にも精神的にも、そして感性的にも、「果たしてまた前のように映画を撮り上げられるだろうか」と大変不安に感じていましたが、皆の支えもあり、何とか“3年前の自分”に戻ることが出来たようです………
……と、実は、上記のようなことを考えていた時に、元日の夜、テレ朝で放映していた「格付けチェック」の中の、映像がプロの監督か素人か見抜くコーナーを観ていて、また見事に解答を外してしまいました。しかも今年の対象は北村龍平監督でテーマもアクション短編……アマチュアとはいえ監督キャリアが一応今年で30年、しかも今回のお題は“アクション映画”だっただけに、結構落胆してしまいました……(TmT)
まだまだ“広島発ヒロインアクションムービー”監督の道は険しいです……(;^_^A