神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『令嬢探偵★モロボシアイ』③

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 奇しくも東京組来広の日、広島には来日したダライラマが訪れていて、確か打合せ会場にして主なロケ場所であるアステールプラザにも来ていたらしい。こんな広島が世界から注目されている日より、5日間にわたる『令嬢探偵★モロボシアイ』のロケはスタートした。

 初日は主に打ち合わせ、一部小道具調達、立ち上げ会(つまり呑み)で終わったが、その水面下で翌日の撮影に必要な端役の人員調達がギリギリまで続けられた。幸い広島演劇会の“顔役”でもある当団体メンバーや、映画制作を通じて舞台役者陣に強力なパイプを持つ他団体の友人など、多くの方々の滅私な尽力によって何とか平日にも関わらず、奇跡的にチンピラ役の3名が直前に決定、無事翌日の撮影にこぎ着けた。

 2日目は主に平和公園でのアクションシーン。広島フィルムコミッションの配慮により公園内での撮影許可もおり、季節柄多くの修学旅行生徒の往来で何度も中断したものの、原爆ドームをバックにした印象的なシーンが撮れた。ただ予定以上に平和公園ロケが長引いたため、一部の予定を翌日以降に延ばすことになってしまった。

 3日目は、早朝よりの広島駅前シーンからスタートし、広島市青少年センターのロビーやアステールプラザ周辺の一連のシーンを、夜半まで撮り続けた。この頃になると広島組の多くの役者の出し入れが激しくなり、当団体メンバーが車輌係で大いに活躍してくれた。何分強行軍で、やや皆に疲れが出始めた感もあったかな。

 4日目はまたアステール周辺のアクションシーンと、夜にはレストハウスを使っての悪徳院長・女医の悪事が暴露されるシーンを撮った。ここでは私も“人体実験にされた末期癌患者”という役をもらって、変なテンションで喜々と演じさせてもらった。元々本作品には出資し、プロデューサーとしてふんぞり返っていられると高をくくっていた今回の撮影だったが、東京組の“プロ”としての要求になかなか応えられず、自ら徒に奔走するばかりの、まさに「プロデューサーが制作部?」な日々だったので、このときばかりは、と少しは羽目をはずしたかな?

 そして撮影は最終日を迎えることとなった………(まだまだまだ続く)

※写真は平和公園で暴れ回る(笑)モロボシアイ!