神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

優しい「広島弁」ヒロイン

 過日話題にした、昨年末紅白における綾瀬はるかperfume による幕間の「広島弁トーク」。改めて聴くと随所にわざとらしさを感じることもあるが、perfume(の誰か)の「~でから」と綾瀬はるかの「ほいじゃ~」に、ネイティブな広島っ娘を感じたね
 
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 さて、未だに“ガールズムービー大戦”の余韻に浸りきっている私ではあるが、今回参加させてもらった作品『特命探偵☆葛城アキ~郷土の怒りをぶちまけろ~』は、“広島発ヒロインアクションムービー”の一本、何かしら「広島(呉?)」に拘った作品にこしらえた。
 
 思えば1998年に公開した、“自身(現時点では)最後の8ミリ映画”『むてっぽう。』以来、自作品の台詞は意識して「広島方言」にしてきた。これは一つに、その頃から他県(特に関東)の映画仲間のおかげで、広島を離れて上映される機会に恵まれたことが理由としてあげられるが、それ以外にも「どうせ広島で撮ってるんだから広島らしく」との思いもあった。時には「そんな広島弁は、他所ではわからないよ」との指摘を貰ったこともあったが、そこら辺りにも注意しながら、ずっと「広島方言」の作品を撮り続けてきた。“広島発ヒロインアクションムービー”シリーズなど、その最たるものだ
 
 ただ、このシリーズ、主人公を取り巻く登場人物は老若男女(←ホントに全て網羅してる!)を問わず皆流暢な広島弁をしゃべるが、主人公だけは、今まで一度も広島方言を口にしたことがない。まあ、「令嬢探偵★モロボシアイ」は東京から訪れた気まぐれ令嬢だったし、「天使諜報★神宮寺真琴」は経歴不肖のエージェント、「特命探偵☆葛城アキ」にいたっては、出自ははっきりしているものの、福島県須賀川市出身の元自衛官だったんで、設定上、皆ネイティブな広島弁をしゃべるはずもないのだが、「ヤクザ言葉」と揶揄される広島弁も、女性の口から発せられると実に優しくかわいらしく親近感が溢れる方言だ。
 
 いずれは“広島弁ヒロイン”も登場させなければならないかな……