広島の女子高校生が撮った「娯楽映画」
昨日3月1日は、地元広島の高校で卒業式が挙行されました。'95年代生まれの若者たちがそれぞれの母校を巣立っていきました。
そしてその一週間後の来る8日に、広島市中区の広島映像文化ライブラリーで「ひろしま映像ショーケース」という広島のインディーズ映画・映像が2日間の日程で放映されるのですが、実写で参加する高校は一校のみ。しかも、そこは在校生ではなく、この度卒業を果たした3年生の制作による作品が公開されます。チラシの関係分を再掲します。
この代の3年生は、卓越した技術と抜群のチームワークで、「人が見て喜んでもらえる」、つまり“娯楽”に拘った“映画”を短編から長編まで撮り続けていました。今回出品している作品も、凝ったメークと血糊の激しさ、卓越した演技や見事な“はったり”をかました演出・カメラワークなどが栄える本格学園ホラー『リフレイン』と、敢えて「コンクールに賞度外視でコメディーを出品し、他校をあっと言わせる」ことを目標に、某映画制作団体の“広島発ヒロインアクション”の向こうを張った「ヒロイン戦隊」ものを、ある種チープに、それでいて細かいところに独自の拘りを見せ、“バラエィー”的要素も加えた学園ヒロイン戦隊コメディー活劇『戦徒会っ』という2作品で、十分一般の方々の観賞に堪えうる作品に仕上がっています。
彼女らにとっては、卒業後「最後のクラブ活動」となるこの8日の「ひろしま映像ショーケース」。入場は無料ですので、近郊の方々に少しでも多く参加していただけたらとても嬉しいです。おそらく両作品ともこれ以降の鑑賞機会はまずないと思われるので、是非奮って「歴史の目撃者」になってください