エクスプロイテーションの心意気を……
最近、すっかり西洋のB(C?)級SF映画にすっかりハマッているんだけど、そんな映画制作者たちの「機を見るに敏」な映画制作ブリには正直頭が下がる。
確かに「粗悪な2番煎じで手堅くアコギに稼ぐ」その姿勢に、金儲けの手段と割り切って、観客にも映画にも全くリスペクトがないと、怒りを禁じ得ない面も確かにあるが、そんな姿勢に苦言を呈する自称“良心的な映画マニア”を覗けば、結構観客を喜ばせているのではないか、って思ったりする。だってとあるヒット作で感激した人は、亜流でもいいから同じような映画を観たいもの。
そういう点では、我が心の師、ロジャー・コーマン御大は、やっぱり立派だったよ。

そう思うと、広島を舞台にしたヒロインアクション『サルベージマイス』が上映されると決まった時、どうしてそれに合わせて、
『天使諜報★神宮寺真琴~鼠小町を引き揚げろ!~』
を撮らなかったことが、未だに悔やまれるよ……



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