神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

神宮司大佐は神博士

 実は前から気になっていたことがある。『仮面ライダーX』で、主人公・神敬介(速水亮=元“炎三四郎)の父にして、瀕死の彼をカイゾーグ・仮面ライダーXに改造した科学者の父親・神啓太郎を演じたのは、“神宮司大佐”こと田崎潤御大だったのではないか、という疑問だ。
 
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 尤も、おぼろげながらそんな記憶があるだけで、超大物俳優の田崎御大が、子供向けTVドラマの、しかも東宝ならぬ東映作品に参加するなんてあるだろうか、との憶測から、「きっと田崎潤似の役者だったんだろう」と、今まで勝手に“自己完結”してきた。
 
 それが今回思い立って検索したら、何と私の記憶通り、神啓太郎は田崎潤が演じていたことを確認できた。それと同時に、彼の出演は2回のみで、しかも2話では声の出演しかしていない、ということも確認できた。
 
 そういえば、神博士が息子のために作っておいたはすの「神ステーション」(「電人ザボーガー」におけるザボーガー基地のような重要且つ魅力的なアイテム)を、「甘ったれるな」とばかり、2話で破壊してしまう、という、子供心にも不条理といえる展開があったが、おそらく大物キャストに関する“大人の事情”があったのだろう…この事の真相は、あくまで推測の粋を出ないけれど……
 
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 それにしても、東宝特撮で“神宮司大佐”を務めた田崎しが、東映の特撮ドラマで“神”博士を務めるとは……偶然ながら“偶然の必然”ともいえる運命を感じてしまう。もっともこの頃の田崎氏はNHKの「連想ゲーム」で大声で珍解答をする“スキンヘッドのオジサン”というイメージしかなかったな……
 
 ちなみに、上記のスチールで田崎御大と2ショットに収まっているのは、「仮面ライダーX」初期のヒロイン・水城涼子こと美山尚子嬢である。残念ながら設定変更の煽りを受け、初期段階で死亡=降板の憂き目に遭ってしまった。しかし、そのことを不憫に思った速水亮に慰められているうちに“愛”に発展し、見事ゴールインしたという。実にいい話だなぁ……