神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

君を連れて行く、いいよね。

 ときめきチーム創立30周年記念映画『君を連れて行く、いいよね。』(繁田健治監督作品)をただいま鑑賞。そして今……涙している…………
 
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 君(とある制服)の変遷を、ドキュメントとドラマで描いた作品だが、そのブレンド具合か究極に絶妙! 演出を越えた“運命”“奇跡”が描かれた映画だ。繁田監督の作品としてはおそらく長編の部類に入る作品だろうが、世界観の広がり、キャストの多さ(そこに垣間見られる、それを実現できた繁田監督の人柄)、各地ロケの多さ、そして思いがけない特撮に至るまで、時間を感じさせない、狂おしいくらい胸に迫ってくる映画に仕上がっている。ファンタジーと現実が目まぐるしく交錯し、それでいて決して破綻していない構成の妙には舌を巻く。まさに「心の合い鍵を持っている」かの如き、胸にずんずん迫ってくる感は半端でない。

 実はかの繁田監督は、ウチの家内を唯一映画デビューさせてくれた監督である(『クラスメイトは鉄砲玉〜大切な話〜』)。そして私自身この『君を連れて行く、いいよね。』尾道ロケ(2013年4月)には参加させて貰った。翌週に『特命探偵☆葛城アキ」の上映会があるからといって“途中退場”してしまったが、その後の家族の一大事を考えると、あのロケの頃が我が人生で最後の幸せだったかな、と思うと、また違った意味で胸が締め付けられた。

 ちなみに、エンドクレジットの「協力」の所にも「イチヱンポッポフィルム」と共に家内の名が……有難うございました、繁田監督!