“四月馬鹿”ですべてを流して
いよいよ2013年度に突入した。職業柄、1月1日よりも今日4月1日の方が「新年」って感じがする。職場を含め、身を取り巻く状況が一変するし。思えばヒロインアクションドラマを始め、昔は1年4クールが一般的で、この4月が文字通り新しいドラマのスタート時期だと、新年度の高揚感と共にわくわくしたものだった。
先日久しぶり『天使諜報★神宮寺真琴~狙われ得た生徒会長~』のメーキング映像を観た。するとそこに映っている僅か5年前ながら今よりうんと髪が黒いままの自分の姿だった。
年々私感が早く感じられるようになるのと反比例して、肉体には長い時間が刻み込まれていく。特にここ2年の乱高下は、いろんな意味で我が身にダメージを与えたのではないか、と不安に思う。かの“スケバン刑事”と同じ名をもつ娘たちに囲まれながら、「もっとしっかりせねば」との思いに駆られはするのだが。
もっとも今日はエープリルフール(四月馬鹿)だ。昨年度までの辛いこと悲しいこと悔しいこと憎いこと……そんな煩悩のすべてを「実は全て嘘だったんだもんね」と笑い飛ばして、明日から気持ちよく新年度の生活を始めよう。何とっても、もうすぐ大好きな映画のイベントを始めるのだから。
もう映画を撮れないかも、という現実に直面し、ただ焦ったり絶望したりするしかない自分だが、こんな人間の撮るヒロインアクションムービーに出たいという人が、関わりたいという人が、そして何よりも“観たい”と思ってくださる方々がいる限り、今度は本当に“泥をすする”“地べたを舐める”覚悟で、映画制作を模索していきたいと思う。
辛いことも悲しいことも悩ましいことも絶望も、今日で全部“嘘”にしちゃって、明日からけろっと“厚顔無恥”で映画に邁進してやる! なんてね
