神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『特命探偵☆葛城アキ』登場人物詳細

登 場 人 物 詳 細 (企画書参照による)
 
 
 
イメージ 3葛城 アキ(綿谷 みずき) 
  探偵社OSKに所属する特命探偵。上司・伊吹の指令によって、呉に巣くう諸悪に敢然と立ち向かう。
  元は海上自衛隊呉総監部に所属する女性自衛官(WAVE)で、女性に初めて門戸を開いた護衛艦「ひゅうが」に配属されることを目標に、日々の任務に励んでいたが、信頼する上官・伊吹3尉に乞われて、21歳の時に満期除隊。以後彼と行動を共にする。OSK設立にも参加、今も上司と部下の関係が続いている。
  厳格な亡き父親の影響で、非常に礼儀正しく気真面目なほどに従順。また武芸にも秀で、男に対しても臆することなく立ち向かうことが出来るが、決してむやみな争いを好まない。
 ・従順故、いつも伊吹の理不尽な要求(主に着衣・恰好)に振り回されてしまう。
 ・自衛隊生活の習慣からか、伊吹のことを未だに「3尉」と呼び、すぐに敬礼をしてしまう癖があり、その度に伊吹から、「ここはもう隊ではない」といつもたしなめられる。
 
 
 
 
イメージ 2伊吹(俊平)
  探偵社OSKを設立したアキの上司。社とはいっても主なメンバーは彼とアキの2人だけなので、社長職でありながら、現場へも赴き、アキに捜査の詳細を伝えたり、危険が伴う彼女の任務遂行のため、的確なアドバイスを送ることもある(その点はアキにとって毎回“理不尽な要求”だったりするが、何故か毎回功を奏する。それが偶然なのか、伊吹の先見の明なのか定かではない)。
  彼もまた、元海上自衛隊員で、しかも幹部の立場(3尉)だった。しかし、シビリアンコントロールに支配される自衛隊の状況に限界を感じ、持ち前の正義感もあって、「愛すべき呉の街を守りたい」という趣旨の下OSKを設立のために、異例の除隊。その際に、手足となって働くメンバーの必要性から、直属の部下であるアキを説得、共に除隊・OSK設立の道を歩むこととなった。
 ・アキをスカウトしたのは、単に彼女が一番可愛かったから。
 ・隊の頃の上下関係を引きずっているのか、アキに対しては何事も常に命令口調。それでいて、アキの敬礼の癖に対しては「ここはもう隊ではない」とたしなめてしまう。
 ・アキが横須賀にある海自で唯一のWAVE養成所にいた頃、彼も横須賀配属だった時期もあったので、ことある毎に「横須賀以来のつきあいじゃないか」と口走ってしまう。
 ・配属されるまで縁のなかった呉の街を、除隊してまで守りたいと思ったのは……謎である。
 ・自分の趣味世界をアキに押しつける。しかしそれが偶然にも功奏することがある。それとも果たして細かい計算の上なのか?
 
 
 
イメージ 4最上 勝力(青木 潤)
  最上重工社長。亡父の影響を受け、一代で呉の地に機械工業の会社を起業した。
  性格は無骨にして穏和。女性に優しい一面も持つ。嘗てこの地の海軍工廠で兵器の設計に携わった亡父の「機械をもう戦いの道具にしてはいけない」という教えを忠実に守ってきたが、近年、技術力の向上と不景気との狭間で、社内に「武器密輸」を画策する不穏な動きが水面下で起きていることを知り、心を痛めている。
 ・悩みや不安に駆られると、決まって大和のドックが一望できる
 「歴史の見える丘」に足を運び、初心に帰ろうとする。
 ・年齢的に今時の若い娘のファッションを不快に思っており、それ故、伊吹の指示による服装・姿のアキに惹かれる。
 ・社の片腕的な存在、若手専務の生駒千歳には絶大なる信頼を抱いている。
 
 
イメージ 5生駒 千歳(川井 真佐子)
  最上重工の専務。理系畑一筋のエリートで、30代にして専務の要職に抜擢。社を一手に切り盛りし、社長の最上からも絶大なる信頼を得ている。
  ただ最近の不況からの脱却を考え、向上した技術力を背景に、密かに兵器転用が可能な機器の設計を指示、それを社長の目を盗んで、法律では禁じられているアジア某国へ密輸することで新たな市場を開拓しようと画策する。極めて数学的な割り切り方から、密輸の障害となる社長の失脚・拉致監禁も企てるなど、冷酷な一面も持つ。
  社長側近の社員、大淀・八重山とも密かに通じており、社長拉致の実行犯も彼らに命じた。
 ・社長好みの古風なキャリアウーマン然としたスーツ姿。
 ・社長に向ける仕草と、悪事を画策するときの2つの顔を見事に使い分けている。但し意に沿わないことがあると豹変し、ヒステリックな本性を露呈してしまう。
 ・己の犯行隠し及び最上社長失脚を企てるため、大胆にも「武器密輸」の調査をOSKに依頼する。その背景にはまだ新興で規模も小さい探偵社故、こちらが誘導すれば都合の良い調査をしてくれるとの判断があったのだが……
 
 
 
イメージ 6大淀(岩重 博之)
  最上重工社員。いつもは最上社長の側近として社内外で常に行動を共にしている。生駒同様、最上の信頼は極めて厚い。しかしそんな彼も、実は密かに最上社長の追放を目論む生駒の息のかかった仲間で、主な目的は最上の動向の監視であった。
 ・生駒と同様、“2つの顔”を使い分ける。最上拉致をアキに妨害されたときは口汚くののしりながら挑みかかるが、か弱い女だと誤解したため、彼女にこっぴどく返り討ちされる。
 
 
 
イメージ 7八重山(麓 俊貴)
  最上重工社員。大淀の配下。元々は機械工として入社したため、腕っ節は強い。大淀と同様、社長の側近の一人。
  立場上、生駒と“技術屋”との橋渡しをしたりするが、元来寡黙であまり積極的に話しかけることもない。その分、腕力にものをいわせて、上司の大淀の指示に従い、実行犯的な行動を見せる。しかし情に脆く、最上に関しては同じ“技術畑”の先輩として恩義を感じているところもあり、彼を陥れることに躊躇する一幕も。
 ・アキとの対峙を経て改心し、クライマックスではアキの助っ人として活躍する。
 
 
 
イメージ 1張(日高 徹郎)
  「チャン」と読む。アジア・某国の武器商人。かつて軍都であった呉市の兵器技術力に目をつけ、また憲法によりまだ手つかずだった日本の市場に活路を見いだし、中小企業である最上重工との提携に乗り出す。彼の父は、かつて旧日本軍統治下の都市で日本人相手に手堅く商売をしていた過去があり、それ故今回も日本を利用して安価な武器調達を画策する。
  ・怪優・藤村有弘を彷彿させる、イントネーションが怪しげな日本語(及びインチキ中国語)を駆使する。
 ・ビジネスパートナーである生駒に対しても色目を使う好色漢でもある。