IPF版“パールライン”
去年の日記で“日活ダイヤモンドライン”のことを書いたが、その中で石原裕次郎・小林旭・赤木圭一郎・和田浩治(後発で宍戸錠・二谷英明)ら“ダイヤモンドライン”の向こうを張って、女優陣による“日活パールライン”なる呼称があったことも触れていた(http://blogs.yahoo.co.jp/jinguji_ipf_s1986/22177717.html)。
実はこの“パールライン”に関しては、ネット上でも情報が少なく、「吉永小百合・笹森礼子・浅丘ルリ子」の3人を指すという意見もあれば、当時の女優のほとんどを網羅した、という意見もある。しかし“ダイヤモンドライン”が「作品の主演」「カラー作品」という条件を持っていたことを考えると、女優が「ヒーロー映画の添え物ヒロイン」的役割を担っていた当時の日活の状況を鑑みるに、特定は難しく、真実は今なお霧の中だ。
ところで、私が主催する映画制作団体イチヱンポッポフィルムの最新作『特命探偵☆葛城アキ~郷土の怒りをぶちまけろ~』の完成によって、第三の男・赤木圭一郎の登場で日活に“ダイヤモンドライン”が誕生したように、第三の女・葛城アキの登場によって“広島発ヒロインアクションムービー”にも“ダイヤモンドライン”が生まれた、と考えている。
もっとも、ヒロイン故、“ダイヤモンドライン”というよりも“パールライン”の方が似合ってると思った次第
ここに、“モロボシアイ”“神宮寺真琴”“葛城アキ”という、イチヱンポッポフィルム(IPF)“パールライン”の三人娘がそろい踏みした! そんなこと考えて、一人ほくそ笑む如月の夜であった