広島だって“帝都”だ!
「帝都」という呼称は、戦中の1945年まで使われた、現在ではあまりなじまない表現だが、今でいうところの東京である。ではその前は……というと、実は広島(厳密には「廣嶋」)だったのである。
元来、この国が“大日本帝國”と名乗り始めてから「帝都」という言葉は始まったのだと思うが、その歴史の中で、日清戦争が起こった1894年9月13日より、1896年4月1日まで、この地には廣嶋大本営が置かれ、明治天皇が訪れ、戦争の指揮と共に、この広島の地が一時的に首都機能を有した、つまり「帝都」と化したのである。
そう言うわけで、広島は“元帝都”といえる、東京を除く全国唯一のちであるのだが……別にここで歴史の授業をするつもりも、お国自慢をするつもりもない。ただ単に「檄!帝國華劇団」という歌が最近お気に入りだ、という話をしたかっただけである(笑)
初めてこの曲を聴いたとき、この曲がいったい何の歌なのか全然知らず、テープを貸してくれた者から、これがアニメ(ゲーム?)の「サクラ大戦」の主題歌であることを知らされた。元々昨今のアニメには興味がなかった故、そのアニメそのものを観ることもストーリーを知ることもなかったが、パワフルな歌声や、“ヒロインアクション”の王道を行くような歌詞、台詞に大いに惹かれたものだった。
最近になって、またこの曲を好んで聴くようになったが、なかなか気持ちを奮い立たせるような歌で、聴いていて嬉しい。