神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ワンダーウーマンとスーパーガールの1984年

 最近『ブラック・ウィドウ』がようやく公開されたMCU。他にも”宇宙最強”のキャプテン・マーベルも存在し、かの悪名高き"差別主義者”の元CEOアイザック7・パルムッターが解任されて以降、ヒロインアクションにシフトしている感がある。しかし、マーベルに対抗する(むしろこちらが老舗の)DCコミックスの方が、古くからワンダーウーマン・スーパーガール(スーパーマン)という偉大な二大ヒロインを要していて、ヒロインアクション的には一日の長を感じさせる。

 


 そんなDCコミックヒロインの、ワンダーウーマン・スーパーガールの2ショット。なんとも壮観である(;^_^A  世代的には、リンダ・カーターとヘレン・スレーターのイメージが強いが、“現役”のガル・ガドットとメリッサ・ベノイストのコンビも捨てがたい。

 それにしても不思議なもので、スーパーガールが実写化されたのは、映画『スーパーガール』(1984)からで映画化の方が早く、一方のワンダーウーマンは1974年のTVドラマ(パイロット版)が初実写化で、映画化の方は紆余曲折を経て2016年の『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』まで待つこととなった。

 ところで、面白いのは、上記のように『スーパーガール』が映画化公開されたのが1984年ということ。この年を聞いてピンとくるのは、昨年末に公開された『ワンダーウーマン1984』。本作では、敢えて時代背景を37年前に設定して制作されたわけだが、奇しくも『スーパーガール』の公開年と一緒。おそらく『スーパーガール』の方は普通にリアルな1984年の設定だろうから、実は同年にスーパーガールとワンダーウーマンアメリカ発で世界を股に掛けたら大活躍を見せていたことになる。裏を返せば、世界は2度に渡る滅亡の危機を迎えた、ってことになるけどね(;^_^A 

 『ワンダーウーマン1984』が企画される際、同じDCの映画『スーパーガール』との因果関係を、制作サイドは意識したのか、今度いろいろと調べてみたいものだ(;^_^A