神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

一期一会の8mmフィルム上映会まであと一週間!

 いよいよ今週末18日に、当団体イチヱンポッポフィルム結成35周年記念にして、演劇企画室ベクトルとの共催企画(そしてBOX MAN FILM 協力による)上映イベント「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」まで一週間を切ってしまいました。1980年代まで自主映画の主流であった8mm映画及び8mmフィルム上映会は、新たなメディアとして急成長を遂げたビデオに取って代わられ、90年代辺りから廃れ始め、21世紀になってからは、広島ではおそらく2007年4月に当団体が開催した「20周年記念上映会」を最後に、制作はおろが上映活動まで長い休眠に入ったように思われます。 

 

 

 それがこの数年、広島市映像文化ライブラリーの恒例行事「ひろしま映像ショーケース」で何回か8mmフィルムをテレシネしたビデオを上映して頂き、意外といい反応を頂戴したこともきっかけとなって、この度、まさに14年ぶりの8mm映写機による上映会を企画した次第です。

 

 

 

 

 デジタル信号の集合である昨今のデジタル映像と異なり、実際の風景・演技を光学的に焼き付けたポジフィルムを、直接映写機の光源によってスクリーンに投影する8mmフィルム上映は、まさにアナログ技術の極致! しかも1本しか存在しないオリジナルのフィルムを、物理的に映写機に通すため、上映の度に細かな傷が生じるのは如何ともしがたい現実で、それ故、微妙な傷が上映ごとに刻まれるため、全く同じ状態のものが毎回上映されることは皆無だったりします。だから8mmフィルム上映会は、文字通り“一期一会”の上映となるわけです。

 

 

 

 

 そんなリスクを背負う上映イベントだけに、少しでも多くの方に観ていただきたいと切に願います。今回は、上映4作品を時間差で2回にわたって流しますので、可能ならばいずれかの回で8mmフィルムを堪能していただけたら嬉しいです!(^^)

 

「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」

日時 2021年7月18日(日)
会場 広島市中央公民館 研修室4

    (広島市中区白島町24番36号)

入場無料(定員各回18名)
主催 イチヱンポッポフィルム/演劇企画室ベクトル
協力 BOX MAN FILM
後援 (公財)広島市文化財

上映作品 『もっと、素直に…』(胤森淳監督)
       『思い出はあしたから』(胤森淳監督)
       『悪魔の誕生日』(池田健太監督・招待作品)
       『ライダーヒロシマ』(奥一浩監督・招待作品)
上映スケジュール 

    9:30 開場
   10:00~(2作品/計61分)
    ●もっと、素直に…
    ●悪魔の誕生日
   11:15~(2作品/計88分)
    ●ライダーヒロシマ
    ●思い出はあしたから
   13:00~(2作品/計61分)
    ●もっと、素直に…
    ●悪魔の誕生日
   14:45~(2作品/計88分)
    ●ライダーヒロシマ
    ●思い出はあしたから
      15:45~(約30分を予定)
    アフタートーク
    出演:
    奥一浩(BMF)
    池田健太(BMF)
    胤森淳(IPF)